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「ハットトリックは幻に…」、日本代表と因縁のイラン代表FWに不運が続く…。1試合で2度も起きた珍しいプレーとは?

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【ルビン・カザン 2-1 ゼニト・サンクトペテルブルク ロシアプレミアリーグ ロシアプレミアリーグ第21節】

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 ロシアプレミアリーグ第21節、ルビン・カザン対ゼニト・サンクトペテルブルクが現地時間8日に行われ、ルビン・カザンが2-1で勝利を収めた。

 U-24日本代表の齊藤未月が所属するルビン・カザンは、首位を走るゼニトをホームに迎えた。9分にジョルジェ・デスポトヴィッチがPKを成功させてルビン・カザンが先制したが、75分にサルダル・アズムンのゴールでゼニトが追いつく。1-1で試合は後半アディショナルタイムに突入すると、デニス・マカロフのゴールでルビン・カザンが勝ち越した。

 同点ゴールを決めたイラン代表FWのアズムンは、この試合で度重なる不運に見舞われた。5分に右サイドからの折り返しに右足を振り抜いたが、ポストに直撃。19分に左サイドからのラストパスを頭で逸らしたが、ボールはポストに跳ね返された。

 75分には3度目の正直と言わんばかりに同点となるヘディングシュートを決めたが、ポストに当たった2つのシュートが悔やまれるところ。なお、ゼニトは後半アディショナルタイムに勝ち越された後にPKを獲得したが、アルテム・ジューバのキックはルビン・カザンのGKにキャッチされている。

 イラン代表のアズムンは2019年のAFCアジアカップ準決勝で日本代表と対戦している。それまで6試合4得点と、エースとしての活躍を見せていたが、日本代表との試合では不発。大迫勇也の足を踏みつけて小競り合いになるなど、ラフプレーも目立っていた。

 それから約2年が経ち、アズムンは26歳となった。昨季は17得点、今季もここまで12得点を挙げる活躍でチームを牽引している。この試合でも両チーム最多となる7本のシュートを放ったが、ゴールは1つ。ハットトリックは幻となり、ヒーローになり損ねている。

【了】

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