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これが世界最高の万能型MF! キミッヒがとにかくえげつない。ラツィオ戦で残した圧倒的なデータとは【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨシュア・キミッヒ
【写真:Getty Images】

【バイエルン・ミュンヘン 2-1 ラツィオ チャンピオンズリーグ・ラウンド16 2ndレグ】

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 チャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグ、バイエルン・ミュンヘン対ラツィオが現地時間17日に行われ、2-1でホームチームが勝利している。この結果、2戦合計スコア6-2としたバイエルンがベスト8へと駒を進めた。

 アウェイでの1stレグを4-1で制し、余裕を持った状態で2ndレグに挑むことができたバイエルンはこの日もラツィオを前にゲームを支配。すると33分にPKを獲得し、これをロベルト・レバンドフスキが沈めリードを得た。

 後半もペースを握ったドイツ王者は73分にマキシム・チュポ=モティングが得点しリードを広げる。終盤にマルコ・パローロに得点を奪われたが、結果的に大きな問題を起こすことなく、試合を締めることに成功した。

「今日の試合に勝利したことは重要だった。優位に試合を展開して、前半はほぼ何も許さなかった。結論的に言えばOKな試合だね。決して優れた試合ではなかったけど、1stレグの結果があったし、全く問題ない試合内容だったと思う」。

 こうラツィオ戦を振り返ったのはMFヨシュア・キミッヒだ。ハビ・マルティネスと交代する77分までプレーした同選手は、圧巻の輝きを放っている。

 中盤底で先発したキミッヒはバランスを取りながら攻守において厄介な存在に。ほぼベスト8進出が間違いないという状況でも大声でチームメイトに指示を送るなど、気持ちを前面に出し続けていた。

 データサイト『Who Scored』によると、この日のキミッヒはパス65本で成功率89%、キーパス6本、インターセプト2回、ドリブル成功数6回を記録していたという。キーパスとドリブル成功数に関しては、両チーム合わせて断トツの数字となっている。

 また、バイエルン公式サイトによると、キミッヒは全スタメン選手の中で最高の数字となる対人戦勝率88.9%を記録していたよう。『Who Scored』内、そしてUEFA公式によるMOMに選出されているが、文句なしの結果と言えるだろう。

 足元の技術に優れ、大柄ではなくともフィジカルコンタクトに強く、賢さも兼備し、幅広いポジションをカバーできる。キミッヒは間違いなく世界最高の万能型プレーヤーと言えるはずだ。これでまだ26歳というのはただただ恐ろしい…。

【了】

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