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今季の欧州最強タックラーは?PSG相手にもゴールを決めたボールハンターとは…

text by 編集部 photo by Getty Images

ローラン・アベルジェル
【写真:Getty Images】

 フランス・リーグアンのロリアンに所属する28歳のフランス人MFローラン・アベルジェルが、今季1試合平均のタックル成功数が欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)の中で1位となっている。

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 マルセイユのユース出身であるアベルジェルは過去にアジャクシオやナンシーなどでプレー。2019年からロリアンでプレーする。今季はここまでリーグアンで29試合に出場2得点1アシストを記録している。

 ロリアンのボランチでプレーするアベルジェルは守備面において驚きの数字を出している。データサイト『WhoScored』によると、ここまでの1試合平均のタックル成功数が3.9。これは5大リーグにおいて1位の成績となっている。また、インターセプトは平均1.2回、ファール数は少なく平均1回となっている。

 ロリアンでボランチを務めるアベルジェルがボールハンターとしての能力を発揮したのは、今年1月31日に行われたリーグアン第22節のパリ・サンジェルマン(PSG)戦だろう。

 この試合の36分、ロリアンが相手陣内まで攻め込むと、ロリアンFWアドリアン・グルビッチがシュート。PSGのMFダニーロ・ペレイラがブロック。こぼれ球をDFプレスネル・キンペンベが処理しようとするが、もたついたところをアベルジェルが見逃さず。PSGゴール前でボールを掻っ攫い、そのまま右足でシュート。これがゴールに突き刺さった。

 ロリアンはその後、ネイマールのPK2本で逆転を許すが、80分にFWヨアネ・ウィサのゴールで同点。そして、FWテレム・モッフィの後半AT弾で3-2の劇的勝利を収めた。ロリアンがPSGにマウリシオ・ポチェッティーノ体制初黒星をつけた試合だった。

 また、『WhoScored』のこの試合のスタッツを見ると、採点ではネイマールが8.55でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得。だが、8.31の評価を受けたアベルジェルはネイマールに次ぐ2番目の評価。チーム内では圧倒的だった。

 PSG相手にも自身の能力を遺憾なく発揮したロリアンの攻守を担うMF。アベルジェルの今後の活躍に期待したい。



【了】

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