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元韓国代表MFキ・ソンヨンが後輩2人を告訴。性的暴行受けたとの主張に名誉毀損と反論

text by 編集部 photo by Getty Images

キ・ソンヨン
【写真:Getty Images】

 韓国Kリーグ1部のFCソウルに所属する元韓国代表MFキ・ソンヨンが、名誉毀損を受けたとして少年時代のチームメート2名に対して民事・刑事上の法的対応に乗り出したことを明らかにした。韓国『朝鮮日報』など複数メディアが伝えている。

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 弁護士が22日に会見を開いて説明したところによれば、キ・ソンヨンは少年時代に同選手から性的暴行を受けたと主張している後輩2名を刑事告訴。また、民事で5億ウォン(約4800万円)の損害賠償請求を裁判所に提出したとのことだ。2名の個人名などは明らかにされていない。

 キ・ソンヨンからの告訴を受けた2名は先月24日、小学5年生当時にサッカー部の合宿所で6年生の先輩選手2名から性的暴行を受けたと弁護士を通して主張。その先輩は「最近首都の名門クラブに加入した元代表の有名選手」であるとしており、キ・ソンヨンを指していると考えられた。

 キ・ソンヨン側はこれに対して「事実無根」と反論し、その後双方がメディアを通して攻防を繰り広げていたが、今後は法廷に舞台を移して争われることになる。後輩2人側の弁護士も「法廷で真実を明らかにできる」と告訴を歓迎しているという。

 現在32歳のキ・ソンヨンは2019年に代表を引退するまで韓国代表の主力として活躍。欧州でもセルティック、スウォンジー・シティ、サンダーランド、ニューカッスルで計10年以上にわたってプレーした。昨年2月にはマジョルカに加入して久保建英とチームメートになったが、わずか1試合の出場のみで退団し、昨年夏から古巣のFCソウルに復帰している。

【了】

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