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レアル・マドリード、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額212億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

タイトル獲得が至上命題のレアル・マドリードは、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、マドリーが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

21世紀最悪の契約

ジョナサン・ウッドゲート
【写真:Getty Images】



DF:ジョナサン・ウッドゲート
生年月日:1980年1月22日
移籍金:1830万ユーロ(約22億円)
在籍期間:04年夏~07年夏
リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト

 元イングランド代表のジョナサン・ウッドゲートは、レアル・マドリードというクラブにおいてその名を残す選手の一人だ。ただそれは、決してポジティブなものではない。

 リオ・ファーディナンドらと共に黄金期のリーズ・ユナイテッドを支え評価を高めたウッドゲートは、一度ニューカッスルへの在籍を経て2004年にレアル・マドリードへ加入した。移籍金は1830万ユーロ(約22億円)。当時マドリーにおける史上最高額DFの座は同年に移籍してきたワルテル・サムエル(約30億円)に譲ったが、ウッドゲートも十分な高額移籍だった(事実、2004/05シーズンの移籍金ランキングではトップ10入り)。

 しかし、もともと負傷癖のあった同選手はマドリーでも怪我による離脱を繰り返す。結局、期待を込められた2004/05シーズンは公式戦出場がなかった。その翌シーズンにようやくリーガ・エスパニョーラデビューを果たすが、その試合ではオウンゴールを献上し、累積2枚による退場も喰らうなど散々な出来に終わっている。

 その後怪我が再発したウッドゲートは、最終的に2005/06シーズンをリーグ戦9試合、公式戦14試合出場という成績で終えている。そして、2006年8月にミドルスブラへレンタルで出され、その後マドリーへ戻って来ることはなかった。なおウッドゲートは、2007年にスペイン紙『マルカ』によるファン投票で「21世紀最悪の契約」に選出されてしまった。

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