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リバプール、最高の補強は…21世紀ベスト移籍5人。チームを変えたカリスマたち

シリーズ:21世紀ベスト移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

エジプトの爆速王

モハメド・サラー
【写真:Getty Images】

FW:モハメド・サラー
生年月日:1992年6月15日
移籍金:4200万ユーロ(約50億円)
在籍期間:17年夏~
リーグ戦成績:139試合92得点34アシスト

 チェルシーやフィオレンティーナ、ローマでプレーしたモハメド・サラーは2017年にリバプールにやって来た。移籍金は4200万ユーロ(約50億円)とされているが、今思えばかなりお買い得な金額だったと言えるのかもしれない。

 爆発的なスピードと決定力の高さを武器に、サラーは瞬く間にユルゲン・クロップ監督率いるチームの「顔」となった。1年目でいきなりプレミアリーグ得点王に輝くと、2年目もゴールを量産し、フェルナンド・トーレスを抜いてクラブ史上最速でプレミアリーグ通算50得点に到達。最終的に2季連続で得点王に輝き、チャンピオンズリーグ(CL)でも5ゴールを叩き出すなど、ビッグイヤー獲得の立役者となっている。

 リバプールでの3シーズン目はプレミアリーグ得点王の座こそ逃したものの、34試合で19得点を挙げている。さらにアシストも「10」を記録するなど、クラブのプレミアリーグ初優勝の原動力となっていた。

 サラーは今季でリバプール在籍4年目となるが、すでにクラブの歴代得点ランキング・トップ10に名を連ねている。その10人の中で最も出場試合数が少ないのがサラーで、1試合あたりの得点数に関してはサラーが同10人中1位となっている。エジプト代表FWの獲得もまた、リバプールの歴史を動かしたと言えるはずだ。

【次ページ】記憶に残る司令塔

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