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セリエA 3年前

ACミラン、最高の補強は…21世紀ベスト移籍5人。チームを変えたカリスマたち

シリーズ:21世紀ベスト移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

2度もミランを変えた男。39歳で代表復帰した衰え知らずの王様

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】

FWズラタン・イブラヒモビッチ
生年月日:1981年10月3日
移籍金:2400万ユーロ(約31億円)
在籍期間:10年夏~12年夏、20年冬~
リーグ戦成績:96試合67得点27アシスト

 言わずと知れた”王様”ズラタン・イブラヒモビッチは2度もACミランを変えた男だ。2010年8月にバルセロナからミランへレンタル移籍。加入初年度から主力としてミランの攻撃陣を牽引。2010/11シーズンのセリエA優勝に貢献し、ミランに7年ぶりのスクデットをもたらした。

 その翌シーズンにはミランがイブラヒモビッチの買い取りオプションを行使。ミランでの2年目も活躍。セリエAで28ゴールを記録し、自身2度目のセリエA得点王に輝くが、惜しくもスクデット獲得を逃した。それでも、不調だったミランを加入1年目で優勝に導き、2年目も優勝争いを演じさせた働きは大きい。ミランを変えた存在だった。

 イブラヒモビッチは2012年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍。その後、この優勝請負人は2016年6月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍。2018年3月にはロサンゼルス・ギャラクシーに加入となり、米国へプレーの場を移した。そして2019年12月にミランへの復帰が決定した。

 イブラヒモビッチはシーズン途中の加入だったが、19/20シーズンのリーグ戦で10ゴールを記録。同選手加入後のミランは調子を取り戻す。ミランは19/20シーズンの後半、2敗しかしていない。ミランがこのシーズンに6位に入り、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得できたのも、スウェーデンの王様のおかげだ。さらに凄いのは、その翌年の20/21シーズンでも活躍すると、なんと39歳ながら約5年ぶりにスウェーデン代表に復帰。復帰していきなりアシストを挙げる活躍をし、まだまだトップレベルでプレーできることを見せつけた。

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