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失点の責任は小さくビッグセーブもあったのに…ミランの若きGKが批判の的に。その理由は試合後の…

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

【ラツィオ 3-0 ミラン セリエA第33節】

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 セリエA第33節、ラツィオ対ミランが現地時間6日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。

 チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保のためにも絶対にこの一戦を落としてはならなかったミランだが、まさかの守備が崩壊。開始わずか2分でホアキン・コレアに点を奪われるなど、最悪のスタートを切ってしまった。

 なんとか同点に追いつきたかったミランだが、その狙いとは反対に追加点を献上。51分、再びホアキン・コレアに大仕事を与えてしまった。さらに試合終盤にはチーロ・インモービレにもゴールを奪われるなど、ステファノ・ピオーリ監督率いるチームは重要な一戦で最低な結果を招くことになっている。

 今季は継続してCL圏に入っていたミランだが、ここにきて連敗を喫したことで、ついにCL出場圏外となる5位に転落してしまった。今後ユベントス、アタランタといった難敵との対戦が残っていることを考えても、CL出場に黄色信号が灯っていると言えるだろう。

 当然、重要な時期に連敗を喫したチームに対するサポーターのフラストレーションは溜まっている。今回のラツィオ戦でその怒りの大きな矛先となったのは、無得点に終わった攻撃陣…ではなく、守護神ジャンルイジ・ドンナルンマだ。

 ドンナルンマは結果的に3失点を喫したが、いずれも防ぐのは簡単ではないシュートで、同選手一人の責任とは言い難かった。むしろ前半には、インモービレの決定機をビッグセーブで防ぐこともあったなど、パフォーマンス自体が最悪だったわけではない。

 ではなぜ批判を浴びたのか。その理由は、試合後のある行動だ。

 試合終了後、ドンナルンマはかつてのチームメイトでもあるGKホセ・マヌエル・レイナとユニフォームを交換。会話も交わしていたが、この時ドンナルンマの表情は完敗した後とは思えぬほど笑顔だった。

 これこそが、サポーターを激怒させたのだと、イタリアメディア『フットボールイタリア』などは伝えている。ドンナルンマはこの試合でキャプテンを務めていたため、完敗したチームの主将が試合後に笑顔で相手選手と会話したことが、サポーターにとっては許せなかったのだろう。非常に細かい部分ではあるが、それほどラツィオ戦でミラニスタの怒りが溜まっていたということだ。

 ミランは次節、再びCL圏浮上を目指してフィリッポ・インザーギ監督率いるベネベントと対戦する。

【動画】ミランがまさかの完敗! ラツィオ対ミラン ハイライト

参照元:YouTube

【了】

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