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監督引き抜きに32億円!? バイエルン新監督は2位に大差で“史上最高額監督”に

text by 編集部 photo by Getty Images

ユリアン・ナーゲルスマン
【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンは27日、来季からの新監督に現RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督が就任することを発表した。同監督を引き抜くにあたり、ライプツィヒには2500万ユーロ(約32億7000万円)が支払われるとドイツメディアなどで報じられている。

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 ナーゲルスマン監督はライプツィヒと2023年まで残り2年間の契約を残していたが、これを解除した上でバイエルンと5年契約を交わすことが決定。両クラブは明言していないものの、バイエルンはライプツィヒの要求に応じて多額の補償金を支払うようだ。

 選手の移籍金としては莫大な金額が飛び交うサッカー界だが、監督を引き抜く際に大金が支払われる例はそれほど多くない。ナーゲルスマン監督は、これまでの記録に圧倒的大差をつけて“史上最高額監督”になるとみられている。

 多くのメディアでは、2011年にチェルシーがポルトからアンドレ・ヴィラス=ボアス監督を引き抜いた時に支払ったとされる1500万ユーロ(約19億6000万円)が過去の最高記録だったとしている。だが一部では、ジョゼ・モウリーニョ監督が2010年にインテルからレアル・マドリードに移った際に1600万ユーロ(約20億9000万円)が支払われたとされる見方もあるようだ。

 ドイツ国内に限れば、最近更新されたばかりの記録を3倍以上に塗り替える異常な金額となる。現フランクフルトのアディ・ヒュッター監督が来季からボルシア・メンヒェングラッドバッハに移るにあたり750万ユーロ(約9億8000万円)が支払われるとされている。

 主要リーグ最年少記録となる28歳での監督デビューを飾り、その後もチャンピオンズリーグでの史上最年少決勝トーナメント進出、最年少準決勝など数々の記録を更新してきたナーゲルスマン監督。33歳の若手監督がまたひとつサッカー界の歴史を塗り替えることになった。

【了】

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