フットボールチャンネル

本当にこの男が東京五輪に!?FIFA年間ベストゴールも受賞…ソン・フンミンのプレースタイルとは?

text by 編集部

ソン・フンミン
【写真:Getty Images】

 今年7月に開催される東京五輪の男子サッカー競技に韓国代表FWソン・フンミンがオーバーエイジ(OA)枠で出場する可能性が浮上。日本のみならず、各国も警戒すべきソン・フンミンとはどんなプレースタイルなのか。紹介していきたい。

【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 2015年にレバークーゼンからの移籍でトッテナムに加入したソン・フンミン。レバークーゼンでの活躍が認められアジア人最高額でトッテナムに加入したが、15/16シーズンは途中出場が多かった。だが、翌シーズンからは出場機会が増え、同シーズンの公式戦で21得点を記録。今ではトッテナムの主力にまで駆け上がった。

 ソン・フンミンの特徴はドリブルと高い決定力。サイドからカットインしゴールを奪うことができる。主に左サイドでプレーするソン・フンミンだが、両足の精度が高く左右どちらからもゴールを奪うことができるのは魅力的だ。サイドや中央の位置から絶妙なタイミングで抜け出し、味方から良いボールが出れば確実にシュートまで持っていってくれる。

 トッテナムで背番号7を背負う韓国代表FWはパスなどで味方を活かすというタイプではなく、自らシュートまで持ち込みゴールを狙うゴールハンタータイプと言えるだろう。どの位置からでも貪欲にゴールを狙っていく。

 これまでソン・フンミンはトッテナムで公式戦275試合に出場し105ゴールを記録。これまで数々のゴールを記録してきた同選手の名ゴールといえば、2020年のFIFAプスカシュ賞(年間ベストゴール)に輝いた19/20シーズンのゴールだろう。

 2019年12月7日に行われた19/20シーズンのプレミアリーグ第16節バーンリー戦の前半32分にその衝撃的なゴールが生まれた。味方がカットしたボールを自陣ペナルティエリア付近で受けると、ソン・フンミンはドリブルを開始。最初はパスコースを探しながら、相手のタックルを警戒していたが、徐々にスピードを上げる。一人二人とかわしていき、一気に相手ゴール前へ。そのまま冷静にゴールに流し込んだ。

 約73メートルをドリブルで独走し、一度も相手にボールを触れさせることなくゴールまで繋げた。GKも含めると計7人がソン・フンミンに対してアプローチに行くが、それでも同選手は止まらず。一人でゴールを奪ってみせた。このゴールはプレミアリーグ年間最優秀ゴール、FIFAベストゴールに選出された。

 そんなソン・フンミンに東京五輪出場の可能性が浮上している。複数の韓国メディアによると、会見に出席したU-24韓国代表を率いるキム・ハクボム監督が東京五輪に向けた「50名のリストを提出した」とコメント。さらに、その中に「ソン・フンミンも含まれている」と注目の発言をしていたという。フル代表はワールドカップ予選があるため、どうなるか分からないが、OAとしてアジア最高の男が東京五輪に参戦することになれば、日本のみならず、各国も警戒しなくてはならないだろう。今後の動向に注目が集まりそうだ。


【動画】FIFA年間ベストゴールも受賞!凄すぎるソン・フンミンのゴールがこれだ

YouTubeで見るをクリック

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top