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セリエA 2年前

ACミラン最強のストライカーは誰だ? 21世紀得点ランキング1~5位。世界中から集まった猛者たち、頂点に立ったのは…

シリーズ:21世紀得点ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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長い歴史を持つACミランというクラブは、これまで多くの傑出したストライカーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象とした得点ランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手、20/21シーズンまでの公式戦が対象、データは『transfermarkt』を参照

5位:アレシャンドレ・パト(元ブラジル代表)

アレシャンドレ・パト
【写真:Getty Images】




在籍期間:2007年夏~2013年冬
クラブ通算成績:150試合63得点18アシスト
代表通算成績:27試合10得点


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 ブラジルの名門インテルナシオナルで早くから印象的なパフォーマンスを披露したアレシャンドレ・パトは、「クラブ史上最高の逸材」とも称された。2006年にはFIFAクラブワールドカップ参戦のために来日し、2試合に出場。準決勝アル・アハリ戦で披露した「肩ドリブル」が当時大きな話題を呼び、アレシャンドレ・パトは日本人にもよく知られた存在となっていた。

 クラブワールドカップ、そして年代別ブラジル代表での活躍もあり注目の的となったパトは、2007年に当時17歳でミラン移籍を掴み取っている。そして年明け、18歳でセリエAデビューを果たすと、なんと半年間だけでリーグ戦9得点を奪取。これは、カカ(15得点)、フィリッポ・インザーギ(11得点)に次ぐチーム内3位の成績だった。

 一気にミラニスタのハートを掴んだパトは、その後もミランで躍動している。2年目はセリエAだけで15得点を奪い、同リーグ年間最優秀若手選手賞を受賞。その翌シーズンも、そのまた翌シーズンもリーグだけで10得点以上を叩き出している。非凡なスピードと決定力の高さを兼ね備えたストライカーは、他クラブにとって大きな脅威となっていた。

 しかし、そんなパトを悩ませたのが怪我だ。2010年以降、度々離脱を繰り返すようになり、継続性という部分を欠いたことで徐々に序列は下がっていった。ミランを長く支えると思われたが、2013年1月にサンパウロへ移籍。ミランでの公式戦150試合で63得点という成績は決して悪くないが、怪我がなければもっとできる可能性があっただけに、少しもったいない結末となってしまった。

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