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セリエA 2年前

ACミラン最強のストライカーは誰だ? 21世紀得点ランキング1~5位。世界中から集まった猛者たち、頂点に立ったのは…

シリーズ:21世紀得点ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン代表)

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】


在籍期間:2010年夏~2012年夏、2020年冬~現在
クラブ通算成績:132試合84得点
代表通算成績:118試合62得点

 スウェーデンが誇るスーパースター、ズラタン・イブラヒモビッチはミランの歴史にその名を刻む選手になると言えるだろう。在籍期間はそれほど長くないが、クラブにもたらしてきたものの大きさは、計り知れないものがある。

 ミランに初めてやって来たのは2010年だった。バルセロナからのレンタルでいきなり不動の存在となると、セリエAで14得点11アシストを記録。インテルの6連覇を阻止し、チームに7季ぶりのスクデットをもたらしている。その翌シーズン(完全移籍へ移行)はさらに勢いが加速し、リーグ戦だけで28得点を奪取。得点王に輝いている。なお、ミランの選手が得点王に輝いたのは、2003/04シーズンのアンドリー・シェフチェンコ以来のことだった。

 クラブの財政事情などもあって2年で一度ミランを去ったイブラヒモビッチだが、低迷が続く同チームを救うべく39歳で復帰。さすがにフル稼働が難しい身体になったとはいえ、技術やパワー、そしてゴールへの嗅覚は健在であり、再加入後すぐに結果を残している。そのイブラヒモビッチの強烈な存在感もあってか、他の若手選手も溌剌としたプレーを示すようになるなど、ミランは近年にはなかった力を手に入れていた。

 今回は対象外となったが、イブラヒモビッチは今季もここまで8得点をマークしており(2月18日現在)、100得点の大台も間近に迫っている。なお、132試合という出場数はトップ5最少で、1試合当たりの得点数は最も高い。今夏で契約満了を迎えるだけに、40歳となった王様の去就に注目が集まる。

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