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開幕2週間前に“開催地白紙”の異常事態。コパ・アメリカ、アルゼンチンでは不開催が決定

text by 編集部 photo by Getty Images

conmebol
【写真:Getty Images】


 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は現地時間30日、6月からの開催が予定されているコパ・アメリカ2021(南米選手権)のアルゼンチンでの開催を差し止めることを発表した。大会開始2週間前にして“開催地未定”という異常事態となる。

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 アルゼンチンでは新型コロナウイルス感染が拡大し、過去1週間に1日平均約3万5000人の新規感染者と約500人の死亡者が出ている状況。先週末から厳格なロックダウン(都市封鎖)が行われ、コパ・アメリカ開催も危ぶまれていた。

 南米連盟は6月13日に予定される開幕から2週間前というタイミングで、アルゼンチンでの開催中止を決定。大会自体は中止されず、「開催に関心を示していた他国からの提案を検討する。新たな情報については近々発表を行う」と同連盟は述べている。

 コパ・アメリカは当初昨年夏にコロンビアとアルゼンチンによる共催が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により今年夏へ延期。さらに今月20日にはコロンビアが政情不安を理由に共催を離脱し、アルゼンチンの単独開催となることが決まっていた。

 アルゼンチン紙『オレ』は、新たな開催地としてはチリが最有力との見通しを伝えている。他にはブラジルやパラグアイも候補になるとみられている。

【了】

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