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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング11位~15位。ただただ恐ろしい「神童」とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:PSGの最古参

マルコ・ヴェラッティ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】



MF:マルコ・ヴェラッティ(イタリア代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1992年11月5日(28歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
19/20リーグ戦成績:20試合出場/0得点5アシスト

 若手育成に定評のあるズデネク・ゼーマン監督率いるペスカーラで頭角を現し、「ピルロの後継者」と称された男も現在28歳。サッカー選手としては脂が乗った年齢に差し掛かっている。そんな「小さなフクロウ」は所属するパリ・サンジェルマン(PSG)で最古参プレーヤーとして奮闘中。キリアン・エムバペやネイマールら実力者揃いのチームの中でも欠かせぬ存在となっている。

 マルコ・ヴェラッティ最大の特長は「パス」能力の高さだ。右足から放たれるボールは長短問わず正確で、前線のタレントを自在に操ることを可能としている。まさに「司令塔」だ。また、あまりイメージはないかもしれないが「ドリブル」も抜群に上手い。派手なフェイント等は使わないが、コース取りが絶妙で、敵と敵の間をスルスルと抜けていってしまう。

 身長は165cm。サッカー選手の中だけでなく、一般的に見ても小柄だが、守備時の貢献度は決して「小さくない」。相手に簡単に当たり負けするようなことはほぼなく、身体を投げ出した強烈なタックルを繰り出すことも多々。それらを最後まで継続できる豊富な運動量も、小さな身体にしっかりと搭載されている。

 一方でマイナスポイントも多い。まずは怪我の多さ。その影響でこれまでも何度か大舞台への出場を逃してきた。また、やはり「空中戦」では強さを示すことができない。そして試合中、とくに負けている状況にあるとフラストレーションを溜めやすい点。審判に暴言を吐いて余計なカードを貰ってしまうことがしばしばあるので、ここは改善していきたい。

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