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久保建英が東京五輪で必要な理由とは? 連係は問題なし…U-24日本代表の至宝がジャマイカ戦で躍動

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】



【U-24日本代表 4-0 ジャマイカ代表 国際親善試合】

 国際親善試合、U-24日本代表対ジャマイカ代表が12日に行われた。試合は4-0でU-24日本代表が勝利した。この試合に先発した久保建英が躍動。東京五輪のメンバー入りへグッと近づいただろう。

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 久保はこの試合で1ゴールを記録。5日に行われたU-24ガーナ代表との試合でもゴールを決めた久保は、これで2試合連続のゴール。今季はクラブで納得できるようなプレーはできなかったが、代表に合流してしっかりと結果を残している。ゴールだけではなく、得意のドリブルで果敢に仕掛けチャンスを作っていた。

 前半20分、旗手怜央がフリーとなっていた久保にパスを供給。久保はドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、左足を一閃。力強いシュートは左ポストに当たり、惜しくもゴールとはならなかった。それでも久保は前半から積極的に仕掛け、ゴールを果敢に狙っていた。やはり久保はフリーで受けると、危険な存在になれる。決定的なパスも出せ、自らドリブルで打開もできる。この試合での久保の存在は大きかっただろう。

 その惜しいシュートから12分後、久保がしっかりとゴールを奪ってみせる。酒井宏樹のスローインを受けた久保はドリブルで仕掛けると、ペナルティエリア右から左足でマイナス気味にボールを運ぶ。そして左足を振り抜くと、グラウンダーのボールはゴールに吸い込まれた。これはとんでもないゴールだった。久保の前にGKも含め4人が立っていたが、ボールはその4人全員の股を抜きゴールに吸い込まれた。しっかりとした技術があるが故のゴールだろう。

 ジャマイカ戦は久保が右サイドに入り、堂安律がトップ下で先発した。久保もトップ下としてプレーできるが、右サイドからのカットインも相手に取って脅威となる。

 東京五輪本番でも、この世代の中心選手である久保に気を取られる相手は少なくない。久保に注意が集まることで他の選手がフリーとなる可能性もある。そして久保から決定的なパスが出れば、1点をもぎ取ることは難しくないだろう。

 本人も試合後のインタビューで「だいたいこういう感じというのは分かる」と語るように、A代表でもともにプレーする酒井宏樹や堂安律はもちろん、三笘薫などとのJリーグ勢との連係も問題ないように見える。ジャマイカのA代表相手に躍動した久保は、東京五輪で日本に貢献するに違いない。五輪で久保のプレーを見るのが楽しみだ。

【了】

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