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久保建英は超特例!? 所属元レアル・マドリードは東京五輪への派遣をことごとく拒否、その選手たちとは…

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴィニシウス・ジュニオール
【写真:Getty Images】


 日本サッカー協会(JFA)は22日、来月開幕する東京五輪に向けたサッカー男子日本代表のメンバーを発表した。

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 自国開催の五輪でベストメンバーを揃えるため、JFAは欧州に拠点を設けて選手たちの所属クラブと綿密にコミュニケーションを取ってきた。その成果もあって海外組9選手を東京五輪代表に選出することができた。

 レアル・マドリードが保有権を持つMF久保建英も、東京五輪に参戦する。今季後半戦はスペイン1部のヘタフェへ期限付き移籍していた同選手は、7月からレンタル元に戻ってマドリー所属の選手になる。

 スペイン紙『マルカ』は、久保のU-24日本代表選出を報じ「8月中旬まで(マドリーの)プレシーズンに参加できず、チーム内での立場を獲得するチャンスを難しくする」と伝えている。

 マドリーではジネディーヌ・ジダン監督が今季限りで退任し、新シーズンからカルロ・アンチェロッティ監督が就任する。トップチームでチャンスをつかむためにはプレシーズンでのアピールが不可欠だが、五輪出場によってそれは難しくなってしまった。

 一方、マドリーが東京五輪派遣を拒否した選手たちもいる。ブラジル『TNTスポーツ』などによれば、U-24ブラジル代表の予備登録リストに載っていたFWヴィニシウス・ジュニオール、DFエデル・ミリトン、FWロドリゴの3選手は所属元のマドリーが供出を拒んだという。

 東京五輪は国際Aマッチウィークから外れた期間に開催されるため、代表チームに選手の拘束権がない。欧州のビッグクラブは軒並み所属選手の派遣に難色を示しており、多くの東京五輪出場チームが編成に苦慮している。ヴィニシウスやミリトンらとはチーム内での立場が違うとはいえ、マドリーから久保がU-24日本代表の活動に参加できるのは特例と言えそうだ。

 また、マドリーではMFマルコ・アセンシオや、アーセナルへのレンタルから復帰するMFダニ・セバージョスらがU-24スペイン代表候補になっていると、同国のデジタル紙『エル・エスパニョール』などが報じている。彼らが東京五輪出場を許可されるかにも注目だ。

【了】

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