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【ドイツ代表メンバー ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集メンバー全選手紹介。大注目のベテラン勢復帰で6大会ぶりの栄冠なるか?

シリーズ:ユーロ2020選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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トニ・クロース
トニ・クロース【写真:Getty Images】


トニ・クロース
生年月日:1990年1月4日(31歳)
所属クラブ:レアル・マドリード/スペイン
20/21リーグ戦成績:28試合3得点10アシスト
代表通算成績:101試合17得点

ドイツ代表では101キャップを誇るレアル・マドリードMFトニ・クロースは今大会でも同国代表の中心選手となることだろう。マドリー最高のパサーは今季、リーグ戦で10アシストを記録しアシストランキングで3位に入った。今季マドリーは無冠だったが、クロースがいなければリーグ戦2位という成績を残せなかったと言っても過言ではないだろう。クロースはマヌエル・ノイアー同様にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やラ・リーガ、ワールドカップ優勝を経験しているが、まだユーロでの優勝がない。3度目の正直でユーロを制することができるか。

トーマス・ミュラー
生年月日:1989年9月13日(31歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
20/21リーグ戦成績:32試合11得点18アシスト
代表通算成績:100試合38得点

6大会ぶりのユーロ優勝を目指すドイツ代表にこの男が帰ってきた。トーマス・ミュラーは、マッツ・フンメルス同様に約2年半ぶりに同国代表復帰となった。今季のミュラーはブンデスリーガで圧倒的な力を見せつけた。32試合に出場した同選手は18アシストを記録。これはリーグ1位の記録で今季のアシスト王に輝いた。二桁得点二桁アシストという好成績を残し、ドイツ代表に帰還。ともに準決勝敗退となった前々回と前回大会は全試合に出場したミュラーは、3回目となる今大会でチームを優勝に導く働きを見せてくれるだろうか。

ヨナス・ホフマン
生年月日:1992年7月14日(28歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ
20/21リーグ戦成績:24試合6得点11アシスト
代表通算成績:2試合0得点

ヨナス・ホフマンは2016年にボルシア・ドルトムントからボルシア・メンヒェングラートバッハ(MG)へ完全移籍。加入直後は出場機会が限られていたが、中盤戦から徐々に出場機会を与えられ、レギュラーを掴んだ。今季も主力としてプレーしたホフマンは途中怪我の影響で離脱するも、リーグ戦24試合6得点11アシストと好成績を残した。クラブでは両ウィング、セントラルミッドフィルダー、センターフォワードなどでプレー。昨年10月7日のトルコ代表戦で代表デビューを飾ったホフマンだったが、11月の代表戦は負傷、3月は新型コロナウイルス陽性で離脱していた。代表での経験は浅いが、カイ・ハフェルツやティモ・ヴェルナーなどのポジションを脅かす存在になるはずだ。

フロリアン・ノイハウス
生年月日:1997年3月16日(24歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ
20/21リーグ戦成績:33試合6得点6アシスト
代表通算成績:5試合1得点

”NEXTクロース”とも呼ばれる逸材がフロリアン・ノイハウスだ。所属するボルシア・メンヒェングラートバッハ(MG)では主力選手としてプレーし、今季は33試合6得点6アシストを記録。トニ・クロースのように決定機演出の鋭いパスが魅力だ。ノイハウスは昨年10月7日のトルコ代表戦でドイツ代表デビュー。先発出場を果たすと、いきなり代表初ゴールも決めた。ドイツが誇る若きパサーは自身初のユーロという大舞台で出場チャンスを掴み、しっかりと結果を残すことができるだろうか。

エムレ・ジャン
生年月日:1994年1月12日(27歳)
所属クラブ:ドルトムント
20/21リーグ戦成績:28試合1得点4アシスト
代表通算成績:32試合1得点

MF登録であるエムレ・ジャンは所属するドルトムントで今季、主にCBとしてプレーした。ボランチやセントラルミッドフィルダーなど複数ポジションでもプレーできる。ドルトムントで主力としてプレーするジャンは今季28試合に出場し1得点4アシストという成績だった。3月のワールドカップ予選では左サイドバックでもプレーし、守備的なポジションはどこでもソツなくこなすことができる。今回のドイツ代表にはトーマス・ミュラーなど中盤が充実。場合によっては、DFとしてプレーすることになるかもしれない。

ジャマル・ムシアラ
生年月日:2003年2月26日(18歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
20/21リーグ戦成績:26試合6得点1アシスト
代表通算成績:2試合0得点

今年3月に代表デビューとなった18歳の新星ジャマル・ムシアラが今回のドイツ代表にも選出された。昨年6月にプロデビューを果たしたばかりの18歳だが、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンで輝きを放っている。まだ途中出場が多いものの、今季はリーグ戦26試合に出場し、6得点1アシストを記録。クラブ史上最年少得点記録を更新したバイエルン期待の若手だ。育成年代ではドイツとイングランド代表を経験しているムシアラだったが、今年2月にドイツ代表を選択したことを表明すると、早速3月の代表戦でデビュー。次に狙うは代表初ゴールだ。

ヨシュア・キミッヒ
生年月日:1995年2月8日(26歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
20/21リーグ戦成績:27試合4得点10アシスト
代表通算成績:52試合3得点

ヨシュア・キミッヒはバイエルン・ミュンヘン、そしてドイツ代表では欠かせない存在と言えるだろう。小柄ながら、フィジカルコンタクトに強く当たり負けしない。さらに、足元の技術に優れており、パスでもチームに貢献することができる。攻守に貢献しチームの心臓となれる選手だ。今季はリーグ戦27試合に出場4得点10アシストを記録し、バイエルンの9連覇を支えた。前回大会のユーロでは第3戦の北アイルランド戦で右サイドバックとして先発し、同国代表公式戦デビューとなった。結局、前回のユーロは4試合に出場するも、ドイツは準決勝敗退。初のユーロで悔しい思いをしただけに、今大会でチームを優勝に導く働きをしてほしい。

レオン・ゴレツカ
生年月日:1995年2月6日(26歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
20/21リーグ戦成績:24試合5得点7アシスト
代表通算成績:31試合13得点

レオン・ゴレツカはボーフムとシャルケでキャリアを積み、2018年からバイエルン・ミュンヘンでプレー。その後、順調に成長していきドイツ王者と代表の中心選手にまで成長した。今季は怪我の影響などもあり、離脱した時期もあったが、24試合5得点7アシストを記録。バイエルンの9連覇に貢献した。2014年5月13日のポーランド代表戦で代表デビューを果たしたゴレツカだが、前回大会は招集されず。今回が初のユーロとなる。初のユーロとはいえ、ワールドカップをすでに経験しており大舞台の経験は申し分ない。今大会も中心選手としてドイツを引っ張ることになるだろう。

セルジュ・ニャブリ
生年月日:1995年7月14日(25歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
20/21リーグ戦成績:27試合10得点5アシスト
代表通算成績:19試合15得点

バイエルンでは主にウィングを担っているセルジュ・ニャブリはトップ下やセカンドトップなど複数の攻撃的なポジションをこなすことができる。ドイツ代表では19試合に出場し、なんと15得点という驚異の決定力を見せている。ニャブリは最近のドイツ代表でセンターフォワードを務めることが多い。昨年11月の代表戦から今年3月までの5試合全てにセンタフォワードとして出場している。今大会もセンタフォワードとして先発する可能性があり、その決定力でドイツ代表を優勝に導きたいところだ。

カイ・ハフェルツ
生年月日:1999年6月11日(21歳)
所属クラブ:チェルシー/イングランド
20/21リーグ戦成績:27試合4得点5アシスト
代表通算成績:12試合3得点

カイ・ハフェルツはレバークーゼンからの移籍で今季からチェルシーでプレー。欧州ビッグクラブとの争奪戦を制するなど、獲得に苦労しただけに大きな期待がかかっていた。途中離脱する時期はあったものの、シーズンを通して主力として活躍。プレミアリーグ初挑戦で27試合4得点5アシストを記録し、チェルシーの来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献。さらには今季のCL決勝マンチェスター・シティ戦では決勝ゴールを決め、チームをCL優勝に導いた。まだ21歳と若いドイツの至宝は3月のワールドカップ予選3試合に先発し、1ゴール1アシストと結果を残した。中盤でもプレーできるハフェルツだが、ドイツ代表ではウィングとしてのプレーとなりそうだ。

イルカイ・ギュンドアン
生年月日:1990年10月24日(30歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ/イングランド
20/21リーグ戦成績:28試合13得点3アシスト
代表通算成績:44試合9得点

イルカイ・ギュンドアンは今季マンチェスター・シティのプレミアリーグ優勝の立役者と言っても過言ではない。今季序盤は新型コロナウイルス陽性で離脱し出遅れたが、その決定力を発揮。今季はリーグ戦28試合に出場13得点3アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では12試合に出場3得点1アシストと活躍。シティのCL決勝進出に貢献した。2012年のユーロは出番なしに終わり、2014年大会は怪我で出場できず。ギュンドアン自身もこの大会にかける想いは強いはずだ。出場すれば、初めてユーロでプレーすることになる。クラブでの好調を維持してユーロでもその実力を発揮することができるだろうか。

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