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まさに最高級の一発! デンマーク代表の新鋭によるゴールがとんでもない! 実は今大会初めて…【ユーロ2020/動画付き】

text by 編集部 photo by Getty Images

ミッケル・ダムスゴーア
【写真:Getty Images】



【イングランド代表 2-1 デンマーク代表 ユーロ2020・準決勝】

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 UEFAユーロ2020(欧州選手権)・準決勝、イングランド代表対デンマーク代表が現地時間7日にウェンブリー・スタジアム(イングランド)で行われた。この試合では、今大会において評価を上昇させている若きMFがとんでもないゴールを叩き込んでいる。

 グループリーグ初戦で司令塔クリスティアン・エリクセンが突然ピッチに倒れ込むというショッキングな出来事を経験しながら、一致団結しここまで辿り着いたデンマーク代表。ファイナル進出を目指し臨んだ準決勝では立ち上がり、イングランド代表に押し込まれたが、徐々にペースを盛り返していった。

 すると、30分に先制する。決めたのは、今大会でサプライズ的な活躍を見せている21歳のミッケル・ダムスゴーアだった。ペナルティーエリア手前左の位置でフリーキックを得ると、右足で放ったシュートは縦回転しながら鋭く落ち、ゴールネットに吸い込まれた。GKジョーダン・ピックフォードはわずかに触るも弾き出せず。まさに、目の覚めるような一撃だった。

 大会公式サイトによると、意外なことに、今大会において直接FKから点が生まれたのはこれが初のことだったという。また、ダムスゴーアはユーロ一大会において2得点以上を記録した史上4人目のデンマーク人選手になっている。

 なお、イングランド代表にとってはこれが今大会の初失点。ユーロにおいて喫した過去4失点のうち、実に2点が直接FKによるものである(2020年大会ダムスゴーア、2016年大会ガレス・ベイル)。

 しかし、若きMFの芸術的ゴールで先制したデンマーク代表だったが、オウンゴールを献上して前半のうちに同点に。そして1-1で迎えた延長前半、PKを与えてしまい、一度はGKカスパー・シュマイケルがセーブするもこぼれ球をハリー・ケインに押し込まれた。その後、デンマーク代表は追いつけず、1-2でベスト4敗退ということになった。

 それでも、デンマーク代表の躍進は大きな称賛に値するだろう。エリクセンが不在となり、グループリーグ2連敗スタートながらベスト4に進出したのは見事という他ない。

 また、圧巻のFKを沈めた21歳ダムスゴーアにとっても、今大会は充実したものとなったはず。新シーズンは多くのクラブから注目を浴びるだろう。

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