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久保建英や堂安律だけじゃない!?U-24日本代表攻撃陣を支える林大地も凄い!トップ3に入ったデータとは?【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

林大地
【写真:Getty Images】



 東京五輪(東京オリンピック)2020男子サッカー競技グループA第2節、U-24日本代表対U-24メキシコ代表が25日に行われた。日本が2-1の勝利を収めた。2試合連続のゴールで日本を勝利に導いた久保建英やゴールを決めた堂安律に注目が集まるが、林大地ら攻撃陣の働きも凄い。

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 久保建英は東京五輪第1節のU-24南アフリカ代表戦とU-24メキシコ代表戦でそれぞれ1ゴールを決め、2試合連続のゴールを記録。堂安律はメキシコ戦で1ゴール1アシストの活躍を果たす。この2試合で分かりやすい結果を残した久保と堂安に注目されがちだが、周りの選手も奮闘している。

 初戦の南アフリカ戦で左ウィングを務めたのは、右サイドが主戦場の三好康児。途中トップ下でプレーし、ドリブルやパスでチャンスを作っていた。相馬勇紀はメキシコ戦に先発。2点目のPKを誘発するなど、得意のドリブル突破からチャンスを演出した。怪我で出遅れていた三笘薫もメキシコ戦で復帰。前田大然も爆発的なスプリントを見せ、途中出場ながら攻守に貢献。総力戦ということを考えると、上田綺世の調子も気になるところだ。

 そして当初はバックアップメンバーだったが、強化試合からの猛アピールで今大会主力に定着したのが、”ビースト”の愛称で知られる林大地だ。ここ2試合で先発に起用され、持ち味のスピードや前線での守備のみならず、ポストプレーでも光っている。ゴールこそないものの、ゴールを決めている久保や堂安などを支えていると言っても過言ではないだろう。

 それを証明するのが林のあるデータだ。それは被ファール数。チーム最多、全体では3位タイとなる6回を記録している。前線のポジションであるため、ファールを受ける回数も多くなるが、良い位置でボールを受けているため相手からファールを受けやすい。ドリブルはそこまで多くないが、ポストプレーで後ろ向きでボールを受けることが多くそれだけファールも受けやすい。そして、日本には久保や田中、さらに堂安とFKに定評のある選手もいるため、林が良い位置でファールを受ければゴールに繋がる可能性もある。

 もちろん、FWにはゴールという結果も求められるが、林は前線での積極的な守備やポストプレー、さらには身体を張ったプレーでチームに貢献。久保や堂安など、直接ゴールに関与する選手もいれば、林のように身体を張ってチームを支える選手もいる。こういう存在はチームにとって大きいはずだ。今後の林のプレーにも注目したい。

【了】

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