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意外に楽じゃない“ホーム”でのメダル獲得。前回ブラジルは金、だがその前は…?【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジル
【写真:Getty Images】



 U-24日本代表は東京五輪(東京オリンピック)男子サッカーで順調に勝ち進み、準決勝進出を果たした。53年ぶりのメダル獲得まで「あと1勝」に迫っている。

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 グループリーグを全勝で突破した日本は、準々決勝でU-24ニュージーランド代表に苦戦を強いられながらもPK戦の末に勝利。3日の準決勝でU-24スペイン代表に勝って決勝へ進めば、あるいは敗れたとしても3位決定戦に勝利すれば、1968年メキシコ五輪の銅メダル以来2つ目となる五輪でのメダルを手にすることができる。

 気候を含めてホームでの慣れた環境で戦えることや、自国開催でのメダル獲得を目指して入念な準備を行ってきたことなど、“地の利”が日本に味方している部分もあるかもしれない。だが過去の大会を振り返れば、開催国だからといってそう簡単にメダルを獲得できているわけではない。

 前回の2016年リオ五輪では、地元ブラジルが金メダルを獲得。ワールドカップ優勝5回を誇るサッカー王国が逃し続けてきた悲願のタイトルを、自国開催でついに獲得することに成功した。

 だが、前回のブラジルを除けば開催国のチームが必ずしも好成績を収めているわけではない。2012年ロンドン五輪では、統一チームで臨んだイギリス代表が準々決勝で韓国に敗戦。2008年北京大会の中国代表、2004年アテネ大会のギリシャ代表、2000年シドニー大会のオーストラリア代表、1996年アトランタ大会のアメリカ代表はグループリーグを突破することもできなかった。

 ブラジル以前に開催国のチームがメダルを獲得した例は、1992年バルセロナ五輪でのスペイン代表の金メダルにまで遡る。U-24日本代表はスペインやブラジルに続いて自国での歓喜を味わうことができるだろうか。

【了】

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