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「非常に苦しい勝利」「キャプテン翼のようなゴールで…」 日本との激戦伝えるスペインメディア【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部 photo by JMPA

U-24日本代表
【写真:JMPA代表撮影】



【U-24日本 0-1 U-24スペイン 東京五輪・準決勝】

 東京五輪(東京オリンピック)男子サッカー準決勝のU-24日本代表対U-24スペイン代表戦が3日に行われ、延長戦の末に1-0でスペインが勝利を収めた。スペイン各メディアも試合について伝えている。

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 優勝候補スペインはボールを支配して優位に試合を進めながらもゴールを奪えず、逆に日本がチャンスをうかがう場面も。だが両チーム無得点のまま延長後半も残り5分となったところでマルコ・アセンシオがついに先制点を奪い、スペインが決勝進出を果たす結果となった。

 スペインメディアでは値千金の1点を奪ったアセンシオへの賛辞や、1992年バルセロナ五輪以来の金メダル獲得チャンスを迎えたことへの喜びの言葉などが並ぶ。一方で、日本に対して苦戦を強いられた試合だったとも振り返っている。

「非常に苦しい勝利」と『スポルト』紙は試合について報道。『オンダ・セロ』は「非常に厳しい試合であり、日本から1点を奪うのが非常に大変な仕事であることは序盤から明らかになった」「(延長戦に)決定的なチャンスが続いたのは日本の方だった。スペインにとっては良くない時間で、非常に苦しかった」と伝えている。

 日本の選手では、スペインにとって脅威となっていた存在として特に言及されているのは久保建英や堂安律。『アス』紙は両者について「ヨーロッパで素晴らしいキャリアを過ごすことができる可能性のある2人。(後半には)プレーのたびに危険な形で相手陣内に侵入し始めた」と述べている。

 延長前半開始時には、その久保と堂安がベンチに下がった。『マルカ』紙は、「日本は彼らの最高の選手たちを下げた。ホームチームはPK戦を狙い始めていた」と交代についての見方を示している。

 スペインの数多くのチャンスを阻み続けたGK谷晃生も目を引いた選手の一人。「どうしても破ることができなかった」と『アス』のトマス・ロンセロ氏は述べつつ、最後はアセンシオが「キャプテン翼のようなゴールを決めた」と表現している。

【了】

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