1位:クラシカルな最強GK

ヤン・オブラク
【写真:Getty Images】



GK:ヤン・オブラク(スロベニア代表/アトレティコ・マドリード)
生年月日:1993年1月7日(28歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:38試合出場/25失点

 GK能力値ランキングの1位に輝いたのはスロベニア代表のヤン・オブラクだ。アトレティコ・マドリード在籍6年目となった昨季はラ・リーガ全試合に出場し、実に18試合でクリーンシートに貢献。チームに7シーズンぶりとなる優勝をもたらし、個人としては通算5度目のサモラ賞(ラ・リーガで1試合あたりの平均失点数が最も少なかったGKに与えられる賞)、そしてリーグの年間MVPに選出されているなど、さすがの輝きを放っていた。

 現代のGKに高く求められる足元のテクニックは平均的なのだが、シュートストップの上手さに関しては間違いなく世界ナンバーワン。的確な「ポジショニング」に基づく「セービング」で、あらゆる弾道を冷静にかつ力強く弾き出すことを可能としている。立っているだけでゴールマウスが小さく見え、フィニッシャーを委縮させる。オブラクにはまさに、そのような存在感がある。

 188cmの長身を活かした「ハイボール」処理の安定感も見事で、とにかく「ハンドリング」エラーが少ない。さらに、キャッチすべきところと弾き出すところの判断を誤ることもほぼないので、試合の中で大崩れすることが皆無。マヌエル・ノイアーやエデルソンのようなエンターテインメント的な魅力は決してないかもしれないが、これほど最後尾から安心感を与えられる人物がいないのもまた事実だ。現時点で世界最高のGKということに、疑いの余地はないだろう。

【了】

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