2位：オランダが生んだネクスト・ポグバの魅力は…

【写真：Getty Images】

MF：ラヤン・フラーフェンベルフ（オランダ代表／アヤックス）
生年月日：2002年5月16日（19歳）
市場価値：3300万ユーロ（約39.6億円）
20/21リーグ戦成績：32試合3得点5アシスト

　オランダ代表の次代を担うスターがラヤン・フラーフェンベルフだ。8歳のときに名門アヤックスのアカデミーの加わり、16歳でトップチームデビュー。20/21シーズンは主力として公式戦47試合に出場している。今年3月にはオランダ代表でも初キャップを刻み、ユーロ（欧州選手権）にも出場するなど、着実にキャリアを積み重ねている。

　ボックス・トゥ・ボックスのMFで、ピッチの中央を上下動して攻守に貢献する。190cmの長身と長い手足を活かしたボールキープから、精度の高いパスで前線の味方を活かす。ボールを扱う技術に長けており、「ドリブル」は攻撃に推進力をもたらす。ミドルシュートを得意としており、得点能力も高い。攻守に大きな穴のない、総合力の高いMFと言えるだろう。

　強さよりしなやかさが印象的なMFで、そのプレーはポール・ポグバと比較される。スケールの大きなフラーフェンベルフは、とてつもない可能性を秘めている。