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元アーセナルの“ガラスの天才”、29歳で引退も「時間を無駄にしていると感じる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャック・ウィルシャー
【写真:Getty Images】



 現在フリーとなっている元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、29歳での現役引退の可能性も考えていることを明らかにした。英『ジ・アスレティック』が25日に同選手へのインタビューを伝えている。

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 アーセナル下部組織からクラブ最年少の16歳でトップチームデビューを飾ったウィルシャーは、若くして中心選手として活躍し将来を嘱望された。だが相次ぐ負傷に見舞われた影響などで安定したパフォーマンスを続けることはできず、苦難に満ちたキャリアを送ることになってしまった。

 2018年にアーセナルを退団したあとウェスト・ハムに入団したが、2年間での出場数は20試合にも満たず。今年1月には短期契約でチャンピオンシップ(2部)のボーンマスに加入して公式戦17試合に出場したが、契約満了により退団し、新たな所属クラブは決まっていない。

 インタビューに対しウィルシャーは、現役引退という選択肢について「何回も頭をよぎっている」とコメント。個人トレーニングを続けながら新たなクラブを探しているが、現状に対して非常に苦悩していると語っている。

「(トレーニングを)何のためにやっているんだろう?という疑問は常にある。代理人には、(クラブ決定を)1月まで待ち続けてシーズンをほとんど無駄にしたくはないと言っている。もう若くはないんだ。去年はそうなってしまったが、また繰り返すのは…時間を無駄にしていると感じてしまう」

「28歳や29歳の頃にはキャリアのピークを迎えるとみんな言っていたし、僕もそうなると思っていた。まだイングランド代表でプレーして、トップクラブにいると思っていた」とウィルシャーは語る。“ガラスの天才”に、再び輝きを放つ時は訪れるのだろうか。

【了】

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