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チェルシー最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。クラブの象徴ランパード、無双したアザールは何位?

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:無双していたベルギー代表戦士

20210827アザールGetty (1)
【写真:Getty Images】



FW:エデン・アザール(ベルギー代表)
在籍期間:12年夏~19年夏
クラブ通算成績:352試合110得点92アシスト
代表通算成績:111試合32得点34アシスト

 元プロサッカー選手の両親のもとベルギーで生まれたエデン・アザールだが、14歳で母国を離れリールの下部組織に入団している。そしてわずか16歳でトップチームデビューを飾ると、17歳で正式にトップチームへ昇格。その後すぐにレギュラーの座を確固たるものとし、若手とは思えぬほど凄まじい勢いでゴールとアシストの両方を大量生産していた。

 その活躍もあり数々のビッグクラブがアザールに注目したが、2012年、選手本人が選択したのはチェルシーへの移籍だった。そこからの輝きは誰もが知るところ。ベルギー代表アタッカーは1年目から非凡な才能を見せつけ、3年目で背番号10を身に着けるなどチームのエースに。プレミアリーグやヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献し、個人賞も総なめとしていた。

 緩急を巧みに使ったドリブルのキレ味は抜群で、もはやチェルシーでは無双していたと言ってもいい。単独でDF陣をぶち破り、そのままゴールすることが珍しくなかった。また、その巧みなドリブルでDFを引き付けて数的優位を作り出し、味方を活かしてチャンスを作り出す能力も非凡。2018/19シーズンにはチームはもちろん、プレミアリーグ最多となる15アシストをマークしている。

 2019年夏にレアル・マドリードへ移籍したアザールは、チェルシーに在籍した7年間で公式戦352試合に出場し110得点92アシストという成績を残している。この92アシストという数字は、同クラブにおける外国籍選手の最多の数字となっているようだ。

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