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プレミアリーグ最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。ランパードを大きく上回るマンUのレジェンドとは…

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:40歳までプレーしたマンUの鉄人

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【写真:Getty Images】


MF:ライアン・ギグス(元ウェールズ代表)
在籍期間:91年夏~14年夏
リーグ通算成績:632試合109得点161アシスト
代表通算成績:64試合12得点5アシスト

 プレミアリーグ最多アシスト記録を持つのは、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドでもあるライアン・ギグスだ。マンチェスター・シティのアカデミーでプレーしていたが、14歳のときにユナイテッドと契約を結んだ。90年11月にプロ契約を結ぶと、翌年3月にトップチームデビュー。13/14シーズン限りで現役を引退するまで、ユナイテッドの選手としてプレーし続けた。

 92/93シーズンのプレミアリーグ開幕以降の13度すべての優勝を知る数少ない人物だ。90年代は「ファーガソンの雛鳥たち」と呼ばれた同世代のデイビッド・ベッカム、ポール・スコールズらとともに活躍。ギグスはボールに吸い付くようなドリブルと、卓越したスピードでサイドアタックの役割を担った。

 30代に差し掛かると若いころのようなスピードは影を潜めたが、絶妙なポジショニングと精度の高いクロスを武器に活躍。晩年はポジションをセンターハーフへと移し、40歳までプレミアリーグでプレーを続けた。

 プレミアリーグでは2ケタ得点を7度達成し、歴代2位となる632試合に出場している。ユナイテッドでの最後のシーズンはコーチ職を兼任し、デイビッド・モイーズ監督が解任されたシーズン終盤には監督と選手の二足の草鞋を履いた。その年限りで現役を引退したが、その24年にも及ぶ選手キャリアはプレミアリーグ史に名を刻むものとなった。

【了】

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