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プレミアリーグ最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。ランパードを大きく上回るマンUのレジェンドとは…

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:12年間10番を背負ったマンUのエース

ウェイン・ルーニー
【写真:Getty Images】


FW:ウェイン・ルーニー(元イングランド代表)
在籍期間:02年夏~04年夏(エバートン)、04年夏~17年夏(マンチェスター・ユナイテッド)、17年夏~18年夏(エバートン)
リーグ通算成績:491試合208得点111アシスト
代表通算成績:120試合53得点21アシスト

 ウェイン・ルーニーがトップチームに昇格したのは02/03シーズンで、16歳という若さでプレミアリーグデビューを飾っている。リーグ戦初ゴールは17歳の誕生日を迎える5日前で、アーセナルを相手に決めている。難しい浮き球のパスをピタリと止め、代名詞ともいえる鋭く曲がるミドルシュートでゴールネットを揺らしている。

 ルーキーイヤーに6得点、翌シーズンは9得点を挙げた。18歳でマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、1年目から11シーズン連続で2ケタ得点をマーク。その間5度の2ケタアシストを記録し、5度のリーグ優勝の原動力となった。07/08シーズンから退団するまでの12年間に渡って背番号10を背負い続けた。

 ゴール前での高い決定力だけでなく、献身的なディフェンスやピッチ全体を活用する展開力など、すべてがワールドクラスだった。13年夏にアレックス・ファーガソン監督がチームを去った後、チームはプレミアリーグタイトルから遠ざかることになるが、ルーニーは14/15シーズンにキャプテンに就任。このシーズンは不慣れな中盤で起用されることも多かったが、高い万能性で適応してチームを牽引している。

 ユナイテッドで13年間プレーし、31歳のときに古巣エバートンへ復帰した。その後はMLS、イングランド2部でもプレー。ダービー・ユナイテッドで選手兼コーチを務めていたが、監督就任に伴い、2021年1月に現役引退している。

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