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バルセロナ、歴史的大敗はなぜ起こった? 擁護できない自滅行為、CLの舞台に相応しくなかったのは…【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグE組第2節、ベンフィカ対バルセロナが現地時間29日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。バルセロナのCL開幕2連敗は史上初のことで、同2試合での6失点はワースト記録。歴史的な大敗はなぜ起こったのか。(文:小澤祐作)

歴史的な敗北

バルセロナ
【写真:Getty Images】

 バルセロナは現地26日に行われたラ・リーガ第7節のレバンテ戦を3-0で快勝。怪我明けの神童アンス・ファティにもいきなりゴールが生まれるなど、久々に明るいニュースを作っていた。

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 と思ったのも束の間、チームは再び地獄を見ることに。チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節、ベンフィカの本拠に乗り込んだバルセロナは、0-3と屈辱的な大敗を喫することになった。

 ラ・リーガ第5節グラナダ戦で、バルセロナは開始わずか2分で失点。その後相手の守備に苦労し、終盤にパワープレーで1点を返すのがやっとという、なんとも情けない試合を披露していた。

 その過ちを、チームは再び繰り返した。先制点献上だけは絶対に避けるべきだったが、ダルウィン・ヌニェスに右サイドを破られゴールネットを揺らされる。試合開始からわずか3分後のことだった。

 1点を追うバルセロナはその後、ベンフィカ相手にチャンスを作るも得点できず、0-1のまま後半へ向かうことに。すると69分、ラファ・シルバに2点目を与えると、その10分後にセルジーニョ・デストがハンドを犯しPKを献上。これをヌニェスに決められ、一気にスコアに差をつけられた。

 バイエルン・ミュンヘン戦に続き0-3の大敗。バルセロナがCLで開幕2連敗を喫するのはこれが初めてのことで、さらに同2試合での6失点はクラブ史上ワースト記録になったよう。ある意味で、歴史的なゲームとなってしまった。

 では、なぜバルセロナはここまでの大敗を喫することになったのか。

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