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マンチェスター・シティ21世紀ベストイレブン。アグエロ、シルバ、デ・ブライネ…ペップらと共にクラブのレベルを引き上げた選手たち

シリーズ:21世紀ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】


フェルナンジーニョ(元ブラジル代表)
生年月日:1985年5月4日
在籍期間:13年夏~
クラブ通算成績:357試合24得点30アシスト
代表通算成績:53試合2得点5アシスト

 現所属の選手でクラブ最古参なのがフェルナンジーニョだ。13年夏にシャフタール・ドネツクから加入すると、高い戦術理解力を活かしたプレーで、長きに渡ってマンチェスター・シティの中盤を支えている。

 毎シーズン活躍しているフェルナンジーニョだが、特にその存在が際立ったのがCBにケガ人が相次いだ2019/20シーズンだ。ジョン・ストーンズとアイメリク・ラポルテの長期離脱により、フェルナンジーニョがシーズンの大半をCBとしてプレーした。普通であれば大崩しかねない状況で、プレミアリーグを2位でフィニッシュしている。

 ダビド・シルバが退団して以降はクラブ最古参ということもあり、主将を務めているフェルナンジーニョ。19年夏にロドリが加入したことで中盤での出場機会は以前と比較すると減りつつあるが、相変わらずシティに欠かせない選手の1人である。

ヤヤ・トゥーレ(元コートジボワール代表)
生年月日:1983年5月13日
在籍期間:10年夏~18年夏
クラブ通算成績:316試合79得点50アシスト
代表通算成績:102試合19得点15アシスト

 マンチェスター・シティの中盤で圧倒的な存在感を放っていたヤヤ・トゥーレ。10年夏にバルセロナから加入するとすぐに絶対的な選手に定着。2011/12シーズンのプレミアリーグ優勝に大きく貢献し、リーグのベストイレブンにも選出された。

 ヤヤ・トゥーレが最も印象的な活躍を披露したのは2013/14シーズンだ。このシーズンの得点力は冴え渡っており、MFながらプレミアリーグで20ゴールを決める活躍を披露。2シーズンぶりのプレミアリーグ優勝の立役者となり、クラブの年間最優秀選手にも選出された。

 バルセロナ時代から確執が噂されていたペップ・グアルディオラが監督に就任すると、チームでの序列が下がり、8年間在籍していたシティを2017/18シーズン限りで退団した。その間に獲得したタイトルは、3度のプレミアリーグ優勝を含む8個。11年からは4年連続でアフリカ年間最優秀選手に選出されるなど、近年のアフリカを代表する選手として世界最高峰の舞台で輝き続けた。

ケビン・デ・ブライネ(ベルギー代表)
生年月日:1991年6月28日
在籍期間:15年夏~
クラブ通算成績:270試合70得点107アシスト
代表通算成績:86試合22得点43アシスト

 理不尽なアシスト製造機は、シティの中盤で違いを作り続けている。12年冬から所属していたチェルシーでは、主力に定着出来なかったが、14年夏からプレーしたヴォルフスブルクでその才能が本格的に開花した。

 15年夏に当時のクラブ史上最高額でシティに加入するとすぐにスタメンに定着。ジョゼップ・グアルディオラ現政権でも絶対的な選手であり、2019/20シーズンはプレミアリーグでティエリ・アンリ以来となる20アシストを記録。同シーズンのプレミアリーグ最優秀選手にも選出された。

 近年はケガによる影響でシーズンフル稼働は出来ていないが、世界トップクラスの選手が集結しているシティでもその存在感は絶大だ。彼がピッチにいるといないでは、チャンスの質の部分で差が生まれている。稀代の司令塔も30代へと突入したが、これからも多くのゴールを演出してくれることだろう。

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