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22年冬の移籍市場で注目の10人(1)市場価値より安価での獲得が可能!?”FW王国”南米に現れた2人の新星や伸び悩む逸材も

シリーズ:移籍市場で注目の10人 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

フランス期待の守備職人

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【写真:Getty Images】


MF:ブバカル・カマラ(フランスU-21代表/マルセイユ)
生年月日:1999年11月23日(22歳)
フランスU-21代表:2試合0得点0アシスト
今季成績:15試合1得点0アシスト(リーグ・アン)

 マルセイユの生え抜きであるブバカル・カマラだが、クラブとの契約は今季終了までとなっており、今冬にも争奪戦が起こることが予想されている。184cm/68kgと決して大柄な選手ではないが、フィジカルバトルにも強い。CBと守備的MFの両ポジションでプレー可能だが、直近のシーズンは豊富な運動量と得意のタックルを活かして中盤のフィルターとして機能している。

 2016/17シーズンに17歳の若さでトップチームデビューを飾って以降、これまで公式戦142試合に出場しているが、『The Athletic』などのメディアによるとカマラはマルセイユからの契約延長オファーを拒否しているとのこと。コロナ禍以前より財政難のマルセイユは22年夏の契約満了時に放出するよりも、今冬に放出することを考えており、1200万ユーロ(約15億円)ほどの移籍金で移籍が成立することが予想されている

 そんなカマラの獲得に強い興味を示しているとされるのが、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッド、ACミランの3クラブだ。マンチェスター・ユナイテッドは以前よりボランチの選手層とタレント不足が懸念されており、今冬に何人かの戦力の放出に成功した場合は獲得に本腰を入れるだろう。10月にサウジアラビア資本が買収したニューカッスルも今冬の獲得が噂されており、ヨアン・キャバイェやハテム・ベン・アルファ、アラン・サン=マクシマンなどフランス人選手が多く在籍したというチームカラーもあるため、残留に向けて獲得に動くことが予想される。

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