田中亜土夢「お前、34歳なのに…と思われたかも」。フィンランド6年目、日本にはないプレー環境とは?【コラム】

2022年01月07日(Fri)7時50分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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北欧・フィンランドで戦い続ける日本人選手がいる。アルビレックス新潟やセレッソ大阪で活躍した元U-20日本代表の田中亜土夢は、フィンランドでの6年目のシーズンを迎えようとしている。今年で35歳になる田中は、何を思いながら北欧でプレーを続けているのか。(取材・文:元川悦子)

フィンランド6年目を迎える田中亜土夢

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田中亜土夢(2015年当時)【写真:Getty Images】

 欧州主要リーグが21/22シーズンの折り返し地点を迎える中、北欧・フィンランドのヴェイッカウスリーガ(1部)は春のリーグ開幕に向け、そろそろプレシーズン入りするところだ。

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 2021年王者・HJKヘルシンキも1月12日から始動。2月5日のリーグカップ初戦・マリエンハムン戦から公式戦がスタートする。同クラブで6年目を迎える背番号37・田中亜土夢も「昨季の後半は左ひざ後十字じん帯損傷で3カ月以上、実戦から遠ざかったんで、今年はフル稼働したいです」と意気込みを新たにした。

 2007年のFIFA U-20ワールドカップに参戦した“調子乗り世代”の1人である田中が初めてフィンランドに赴いたのは、2015年1月。故郷のクラブ・アルビレックス新潟で10年プレーした男にとっては大いなるチャレンジだったが、異国への適応は想像以上にスムーズだった。

 2015年シーズンは31試合8ゴールと大活躍。2年目の2016年は17試合出場5得点とやや物足りなさを感じさせたが、翌2017年は33試合出場7ゴールと完全復活。背番号10に見合う存在感を示すことに成功したのである。

 その後、セレッソ大阪での2シーズンを経て、同じHJKに戻ったのが2020年1月。新型コロナウイルス感染が世界的に拡大する直前だった。

 背番号を従来の10からサウナ好きにちなんで37に変更し、意気揚々と北欧に凱旋するはずだったが、いきなりチームは活動中止に。自主トレ期間は1カ月間にも及び、リーグ戦が短縮されるなど、予期せぬ混乱が続いた。この状況下でも2020年は全22試合中19試合に出場。5ゴールという数字を残し「自分はまだまだやれる」と自信を深めた。

 それだけに2021年には賭ける思いが強かった。

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