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なぜアーセナルは苦戦? 冨安健洋は欠場、2022年は未勝利。アルテタ監督が「複雑」と語る問題とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

攻撃に改善は見えたが…



 前半同様、アーセナルは両サイドを起点に攻撃を展開。逆サイドへのロングボールを織り交ぜてピッチ全体を使い、相手を左右に揺さぶって攻め込んだ。

 すると、67分に決定機が訪れる。

 自陣でキーラン・ティアニーがボールを持つと、エミール・スミス=ロウが2列目から飛び出す。左サイドでDFを抜き去りペナルティーエリアに侵入すると、後方から上がってきたアレクサンドル・ラカゼットにラストパスを送る。GKがスミス=ロウに釣られ、ゴールはほとんどがら空きだったが、ラカゼットはまさかのシュートミス。この日最大の決定機を逃してしまった。

 その後も主導権を握り攻め込んだが、アウェイチームも徐々に対応。ゴール前まではボールを運べるが、思うようにシュートを打つことが出来なかった。

 ロングボールを織り交ぜたサイド攻撃、相手の虚を突いた2列目からの飛び出しと攻撃に改善は見せたが、アーセナルの攻撃もここまで。11人全員でゴールを死守するバーンリーからゴールを奪えず、スコアレスドローのまま試合終了。4位浮上のチャンスを逃してしまった。

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