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セリエA 2年前

インテル、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額173億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

5年間の在籍で出場わずか26試合!?不運が続いたサイドバック

フランチェスコ・ココ
【写真:Getty Images】

DF:フランチェスコ・ココ
生年月日:1977年1月8日(44歳)
移籍金:2250万ユーロ(約30億円)
在籍期間:02夏~7年夏
リーグ戦成績:26試合0得点0アシスト

 ACミランの下部組織出身で18歳でセリエAデビューを果たしたフランチェスコ・ココ。パオロ・マルディーニの後継者と言われたが、不運も重なり期待通りの活躍はできなかった。ココはヴィチェンツァ、トリノ、さらにはバルセロナへのレンタルを経て2002年に同じミラノのライバルであるミランからインテルへ完全移籍で加入した。

 だが、ココは怪我に泣かされた選手だった。インテル移籍当初は椎間板ヘルニアの悪化で不調。その後4月に肉離れで再び離脱となり、5月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で復帰したが、相手のタックルを受け再び離脱となってしまった。

 その後悪化した椎間板ヘルニアの手術を行うも、失敗し左足の神経が断裂。辛いリハビリを経て復帰を果たすも、当時のロベルト・マンチーニ監督のもとでは構想外に。2005年にリヴォルノにレンタル移籍。2007年1月にトリノへのレンタルで古巣に復帰するも、同年9月にスパイクを脱ぐことになった。

 若くして期待されていたココだったが、怪我に悩まされインテルでも思ったようなプレーができず。その実力を発揮できないまま、現役生活に終止符を打つことになった。左サイドからの絶妙な飛び出しやキック制度の高さ、守備などトップクラスの実力だっただけに残念だった。

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