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セリエA 2年前

ユベントス、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額133億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ホルヘ・マルティネス

ホルヘ・マルティネス
【写真:Getty Images】


生年月日:1983年4月5日
移籍金:1200万ユーロ(約14億円)
在籍期間:10年夏~16年夏
リーグ戦成績:14試合0得点0アシスト

 母国ウルグアイのクラブでプレー経験を積み重ねたホルヘ・マルティネスは2007年、元日本代表の森本貴幸が在籍していたカターニャへ移籍し欧州初上陸。2009/10シーズンにはマキシ・ロペス、ジュゼッペ・マスカーラらと共に攻撃陣を牽引し、インテルやユベントスといった強豪からゴールを奪取するなど、最終的にリーグ戦9得点3アシストの成績を残している。

 カターニャでのパフォーマンスが評価されたウルグアイ人アタッカーは、2010年にユベントスへの移籍を掴み取った。移籍金は1200万ユーロ(約14億円)。今考えると決して高額とは言えないかもしれないが、同年夏にユベントスが獲得した選手の中ではレオナルド・ボヌッチ、ミロシュ・クラシッチに次いで3番目に高い金額となっていた。

 しかし、ユベントスのマルティネスを見る眼は間違っていたのかもしれない。同選手は加入後すぐに負傷離脱すると、その後も怪我に悩まされる日々。まったく戦力にならなかった。結局、同選手のリーグ戦出場は14試合に留まり、プレータイムはわずか564分間で、フル出場を果たせたのはたったの2試合だった。そして、攻撃的選手としては屈辱的な0得点0アシストという成績に終わっている。

 存在感があまりにも薄すぎたマルティネスは、1年目のシーズン終了後にチェゼーナへレンタル。その後もCFRクルージュやノバーラ、母国フベントゥなどへの期限付き移籍を繰り返している。そして、2016年にフベントゥへフリーで加入。約14億円という移籍金で評価された男は、ユベントスというビッグクラブで実質1年しか過ごすことができなかった。

【了】

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