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トラブルメーカー? アルゼンチンの問題児5人。永遠の問題児と謳われたスーパースター、W杯で頭突きを見舞った男とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アリエル・オルテガ

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【写真:Getty Images】


生年月日:1974年3月4日
主な在籍クラブ:リーベル・プレート、バレンシア、パルマ
代表歴:88試合17得点15アシスト

 利き足は右足だが、170cmという身長やキレとスピードのあるドリブルからマラドーナの再来と言われたのがアリエル・オルテガだ。アルゼンチン代表の10番らしく、華麗なプレーで魅せたのだが、その問題児ぶりもマラドーナから継承している。

 オルテガが起こした事件で最も有名なのが1998年のフランスワールドカップ準々決勝オランダ戦での出来事だろう。ペナルティエリア内でシミュレーションを犯し、相手GKのエドウィン・ファン・デル・サールに頭突きを見舞い、立て続けに2度の警告を受けて退場したのだ。チームは1-2で敗戦し、オルテガは戦犯として大きな批判を受けた。

 クラブでも度々問題を起こした。バレンシアに在籍していた1997/98シーズンにクラウディオ・ラニエリ監督と練習のやり方を巡って衝突し、構想外となっている。2002年に加入したフェネルバフチェでは、環境に適応することができず、半年でアルゼンチンに無断帰国。オルテガはフェネルバフチェに多額の違約金を請求され、最終的にはFIFAが介入する事態まで発展し、長期間の出場停止処分が下された。

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