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トラブルメーカー? アルゼンチンの問題児5人。永遠の問題児と謳われたスーパースター、W杯で頭突きを見舞った男とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:カルロス・テベス

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【写真:Getty Images】


生年月日:1984年2月5日
主な在籍クラブ:ボカ、マンチェスター・U、マンチェスター・C 、ユベントス
代表歴:76試合13得点13アシスト

 カルロス・テベスは母国アルゼンチンリーグをはじめ、プレミアリーグ、セリエAでも得点を量産してきた。クラブと代表を合わせたゴール数は250を上回っており、2010年代に最も活躍したアルゼンチン人ストライカーと言っても過言ではないだろう。こうした輝かしい成績には文句のつけようがないが、素行不良やその言動には懐疑的な声もある。

 2007/08シーズンから2シーズン、ウェストハムからマンチェスター・ユナイテッドへローン移籍していたテベスは09年夏にマンチェスター・シティに加入。シティ2年目の2010/11シーズンからは主将に就任し、プレミアリーグで得点王に輝くなど充実した時間を過ごしていたかと思われていた。しかし、「ジメジメしたマンチェスターを出たい」と移籍希望を明かし、11年9月には主将を剝奪された。

 さらに2011/12シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)バイエルン・ミュンヘン戦では途中出場を拒否。当時のロベルト・マンチーニ監督を激怒させ、構想外とされたことで、アルゼンチンへ“無断”で帰国している。その後、両者の関係は修復され、シーズン終盤に活躍してシティの優勝に貢献。だが、この優勝パレードでユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督に対すると思われる「RIP Fergie(ファーガソンよ、安らかに眠れ)」というボードを掲げ、後に謝罪をする事件を起こしている。

【了】

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