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久保建英 2年前

久保建英はなぜゴール数が伸びない? ダビド・シルバが見せた理想の形、強固なディフェンスを崩すには…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第21節延期分、マジョルカ対レアル・ソシエダが現地時間2日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利している。日本代表MF久保建英はこの日も先発出場。しかし、前節バレンシア戦のような輝きはなく、70分に交代を余儀なくされている。(文:小澤祐作)


マジョルカはほぼいいところなし

久保建英
【写真:Getty Images】

 さすがはレアル・ソシエダといったところだろうか。

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 リーグ2連敗中だったマジョルカは試合の入りこそ良かった。前線から積極的にプレスをかけ、奪ったら幅をうまく使いながら深い位置に侵入する。開始10分で実に4本ものシュートを放つことに成功した。

 しかし、良い時間帯に得点へと繋げられなかったのは、マジョルカにとって痛手だったと言えるだろう。慣れもあったのか、徐々に流れがソシエダへと傾いたのである。そして35分、マジョルカはミケル・メリーノとダビド・シルバのコンビに最終ラインを完璧に崩されてしまい、先制点を献上してしまった。

 1点ビハインドのまま迎えた後半も、ソシエダが内容で上回っていた。マジョルカは単調な攻撃に終始し、相手を脅かすことができない。そして62分には、コーナーキックからメリーノに痛恨の2点目を与えてしまった。

 マジョルカは選手交代も行いながらなんとか反撃に出ようとするものの、ヨーロッパの主要大会出場を目指すソシエダは、やはりそう簡単に崩れない。結局、最後までゴールネットを揺らせぬまま、0-2の完敗を喫することになった。

 シュート数は13本対13本で互角、支配率ではマジョルカが上回っていたものの、枠内シュート数はたったの1本だった。当然、枠にシュートが飛ばなければ、スコアボードは動かない。マジョルカは良いところなしだったと言える。

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