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トラブルメーカー? 韓国の問題児5人。伸び悩む“韓国のメッシ”、W杯で名DFの後頭部を蹴り上げた男とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:キム・ドンヒョン

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【写真:Getty Images】


生年月日:1984年5月20日
主な在籍クラブ:大分トリニータ、ブラガ、ルビン・カザン
代表歴:6試合1得点0アシスト

 20歳で韓国代表デビューを飾ったキム・ドンヒョンは、大分トリニータをはじめブラガやルビン・カザンでのプレー経験がある。かつては185cmという恵まれた体格を活かしたプレースタイルから「韓国のヴィエリ」とも言われた同選手だが、韓国サッカー界に激震が走った大事件を起こしている。

 知人男性から暴力団員を紹介されたことをきっかけに八百長に深く関与することになったキム・ドンヒョンは、2010年に仲間の選手たちを巻き込んでいくつかの八百長試合を主導した。しかし、2011年9月に一連の八百長への関与が韓国の検察の捜査によって明らかとなり逮捕、そして起訴された。こうしたことを受け、韓国サッカー協会はキム・ドンヒョンの選手資格を永久に剥奪する処分を決定した。

 しかし、キム・ドンヒョンの転落はこれで終わらず、多額の負債を抱えたことで再び事件を起こしてしまう。2012年5月に元プロ野球選手のユン・チャンスとともに45歳の女性を刃物で脅し拉致したのだ。監禁されていた車から逃げた被害者の女性が自ら警察に通報したことで、2人は数時間後に逮捕されている。

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