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レアル・マドリードはなぜ奇跡を起こせたのか? 聖地で逆転勝利、PSGに生まれた弱点とは…【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリード最新ニュース

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、レアルは1stレグを1-0で落としたが、聖地サンティアゴ・ベルナベウで躍動。2戦合計スコア3-2と逆転して準々決勝進出を決めた。(文:阿部勝教)



絶対絶命の窮地に…

レアル
【写真:Getty Images】

 レアル・マドリードが聖地で意地を見せた。

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 アウェイで1stレグを落としたレアル・マドリードは消極的過ぎた。だが、この日は立ち上がりからエンジン全開。キックオフからいきなりビニシウス・ジュニオールがDFの裏を狙うなど、試合開始から積極的な動きを見せていた。

 試合序盤のペースを握っていたのはホームチームだ。ビニシウスを起点として左サイドを崩し、右サイドではダニエル・カルバハルの果敢なオーバーラップからゴールに迫っていた。

 しかし、時間が経つにつれて徐々にパリ・サンジェルマン(PSG)がペースを握られ、39分に失点。前線に上がっていたカルバハルの背後のスペースを突かれ、またしてもキリアン・ムバッペに得点を許してしまった。

 レアルはそこから攻勢に出るが、PSGの牙城を崩すことが出来ずに前半を終えた。この時点で1stレグを含めて2戦合計0-2。ベスト8に進出するためには、最低でも3点が必要となった。

 リスクを冒して攻める必要のないPSGに対して、3得点が必要なレアル・マドリード。ホームチームがベスト16で姿を消す。見ていた誰もがそう思ったことだろう。

 だが、この日の会場はサンチャコ・ベルナベウ。レアルが幾度も不可能を可能にしてきた聖地で、またしても奇跡を起こすこととなった。

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