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フランスの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ジュリアン・フォベール

ジュリアン・フォベール
【写真:Getty Images】


MF:ジュリアン・フォベール
生年月日:1983年8月1日
主な在籍クラブ:ボルドー、ウェストハム、レアル・マドリード
現所属クラブ:なし(現役引退)

 カンヌ下部組織出身のジュリアン・フォベールは2002年にトップチームに昇格。U-21フランス代表にも選ばれる逸材だった。U-21フランス代表としてもプレーしていたフォベールは2006年のUEFA U-21欧州選手権に出場。準決勝でU-21オランダ代表と対戦し、1得点を奪うもチームは敗れた。そして、2006年8月に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で背番号10を背負いA代表デビュー。だが、フランス代表としてプレーしたのはこの1試合のみだった。

 2004年にボルドーへ移籍すると、移籍初年度から活躍し公式戦38試合に出場した。スピードが武器でサイドを駆け上がっていたことから、フランスではTGV(フランス語で高速列車の意味)というニックネームをつけられた。活躍が認められたフォベールは2007年にウェストハム・ユナイテッドへ移籍。だが、開幕前にアキレス腱断裂の大怪我を負い、プレミアリーグデビューは翌年1月に。翌シーズンは開幕からスタメンに起用され出場機会が増えると、2009年1月にレアル・マドリードへレンタル移籍となった。しかし、マドリーでは半年で公式戦2試合、出場時間はわずか54分しか与えられなかった。

 その後、フォベールはトルコのエラズースポルへ移籍。2014年にはボルドーへ復帰したが、2016年はスコットランドのキルマーノック、2017年はフィンランドのインテル・トゥルクでプレーした。2019年に現役を引退し、最後にプレーしたフレジュス・サン・ラファエルで指導者となっている。

【了】

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