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久保建英 2年前

久保建英はレアル・マドリードにアピールできたのか。“鬼門”の左サイドで目立ったプレーとは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第28節、マジョルカ対レアル・マドリードが現地時間14日に行われ、0-3でアウェイチームが勝利している。日本代表MF久保建英はこの日も先発出場し、78分までプレーしている。レンタル元相手に、アピールはできたのだろうか。(文:小澤祐作)


前半は健闘も後半は…

久保建英
【写真:Getty Images】

 サプライズを起こすことは、残念ながらできなかった。残留争いに巻き込まれているマジョルカはホームに首位独走中のレアル・マドリードを迎え、0-3で完敗。これでリーグ戦は泥沼5連敗ということになった。

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 マジョルカは、前半こそ奮闘していた。開始5分にカリム・ベンゼマに決定機を作られてしまったが、それ以外にゴールを大きく脅かされるようなシーンはなかったと記憶している。4-4-2のブロックを組み、ゴール前では人数をかけたディフェンスをしっかりと披露できていた。

 マドリーの崩しの核であるヴィニシウス・ジュニオールは、対峙したパブロ・マフェオが身体を張ってよく封じていた。反対サイドのロドリゴ・ゴエスにはほぼ何もさせず、ベンゼマにも立ち上がりの決定機以外にシュートを打たせていない。マジョルカの守備はマドリーに通用していたと言えるだろう。

 もちろん守りの時間が多かったが、チャンスも作った。35分には左サイドから中央へボールを動かしながら押し込み、最後はボックス内でマフェオがシュート。ボールは惜しくもポストに弾かれたが、下馬評を覆し先制しても不思議ではなかった。

 しかし、前半こそ互角の戦いを繰り広げたマジョルカだったが、後半はマドリーの底力を見せつけられる格好になった。

 55分、イドリス・ババが自陣深くで痛恨のボールロストを犯してしまい、最後はヴィニシウスにゴールネットを揺らされてしまう。これでメンタル的にもダメージを負うと、77分に被カウンターからブライアン・オリバンがPKを献上。ベンゼマに冷静に決められてしまいリードが2点に広がった。

 そして82分、途中出場マルセロのクロスをベンゼマに合わせられ3失点目。結局マジョルカは意地の一発も叩き込むことができず、試合終了のホイッスルを聴くことになった。

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