1位：フィルジル・ファン・ダイク（オランダ代表／リバプール）
【写真：Getty Images】
生年月日：1991年7月8日
市場価格：5500万ユーロ（約66億円）
20/21リーグ戦成績：5試合1得点0アシスト
センターバック能力値ランキングの1位に輝いたのは、フィルジル・ファン・ダイクだ。2018年冬にリバプールへとやって来ると、圧巻のパフォーマンスを披露。2018/19シーズンにはプレミアリーグ年間最優秀選手賞、さらにUEFA欧州最優秀選手賞を受賞するなど、名実ともに世界最高のCBとなった。現在も、同クラブには欠かせぬ存在として活躍し続けている。
身長193cm・体重92kgという体格から繰り出されるパワーはまさに圧倒的で、「フィジカル」で負けるシーンはほとんど見られない。「空中戦」もとんでもなく強く、それでいて水準以上の「スピード」も持っているなど、あらゆるタイプのFWを軽々と無力化してしまう恐ろしさがある。
ただ、そうした身体能力に頼りきりではないのが世界最高たる所以。頭の回転が抜群に早く、状況に応じて常に的確な判断を下すことができる。被カウンター時に1対2という数的不利な状態を強いられたとしても、涼しい顔で乗り切ってしまうのがファン・ダイクという難攻不落の男なのだ。
それに加え非凡な「テクニック」に「パス」スキルも備え、ビルドアップ時にも素晴らしいプレーを披露できるのだから恐ろしいところ。能力値を見ても分かる通り、穴らしい穴がまるでないのだ。果たしてファン・ダイクは、いつまで世界トップの座を走り続けるのだろうか。
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