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バルセロナ、「変則4-3-3」でセビージャを攻略。難敵を沈黙させ、長所を最大限活かした方法とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第30節、バルセロナ対セビージャが現地時間3日に行われ、ホームチームが1-0で勝利した。代表ウィーク明けの重要な一戦を勝ち切り、2位に浮上。結果はウノゼロだったが、内容ではバルセロナが終始セビージャを押し込んでいた。(文:阿部勝教)


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【写真:Getty Images】

 代表ウィーク明けの上位対決に臨んだバルセロナは、フェラン・トーレスやフレンキー・デ・ヨングら主力選手がスタメン出場。前半はセビージャにボール保持率で上回られたが、徐々にホームチームが主導権を握っていった。

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 ピッチを広く使って相手を左右に揺さぶったバルセロナは、両ウイングを起点とした攻撃を展開。あまり手数をかけないスムーズな攻撃で多くのチャンスを作り、前半だけで9本のシュートを放った。

 セビージャには全くと言っていいほどチャンスを作らせなかった。強固な守備で相手の攻撃を封鎖し、前半に打たれたシュートは僅か1本。前述したようにボール保持率は上回られていたが、攻めあぐねるセビージャに”持たせていた”といった印象だった。

 後半のバルセロナはより前がかりに攻め込んでいく。前線に人数をかけて得点を奪いに行ったため、カウンターを受ける場面があったが、72分にペドリが圧巻の一発。ペナルティーアーク手前でパスを受けると相手DF2人をかわし、ゴール左下隅に見事なシュートを突き刺した。

 最終的なスコアは1-0と僅差だったが、スタッツではバルセロナがボール保持率55%、シュート本数19本、被シュート8本と、3位に付けていたセビージャを押し込んでいた。

 では、バルセロナはどのように難敵セビージャを攻略したのだろうか。

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