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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。代表でポジション争いを繰り広げる2選手、32歳でも健在のベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:セサル・アスピリクエタ(スペイン代表/チェルシー)

アスピリクエタ
【写真:Getty Images】


生年月日:1989年8月28日
市場価格:1100万ユーロ(約13.2億円)
20/21リーグ戦成績:26試合1得点2アシスト

 セサル・アスピリクエタは2007/08シーズンにオサスナでトップチームデビューを飾った。2010/11シーズンから2シーズンプレーしたマルセイユを経て12年夏にチェルシーに加入すると、当時LSBのレギュラーだったアシュリー・コールがポジションを奪取。本職はRSBだが、アントニオ・コンテやトーマス・トゥヘルなど3バックを採用する監督の下では右CBで試合に出場するなど、万能性も彼の魅力の一つだ。

 現役32歳となったアスピリクエタで最も高い能力値となっているのが「87」の「メンタル」だ。とても真面目な性格で知られ、元チームメイトのガリー・ケイヒルは「アスピリクエタほど練習に取り組む選手はいない」と明かしている。チェルシーは頻繁に監督が交代するが、こうした姿勢から各指揮官の厚い信頼を掴んでおり、2018/19シーズンからは主将を務めている。

 「スピード」は「65」とあまり足は速くないが、頭の良さと経験を活かした高い「守備力」も特徴だ。「守備力」は「84」、「IQ」は「82」といずれも高い数値を叩き出しており、守備的なポジションであれば、どこでもプレー可能なことを裏付けるものとなっている。

 178cm、70kgと身体能力的には決して恵まれているとは言えないが、前述した通り高い「メンタル」と「守備力」があるからこそ欧州のトップレベルでプレーを続けることができている。怪我もとても少なく、常に戦力として計算できる選手であり、ピッチ外でも好影響を与えることからどこのクラブも欲しい存在だろう。

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