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世界最高のボランチは誰だ? サッカー選手守備的MF能力値ランキング1~5位。弱点ほぼなし!? 頂点に立ったのは…(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)

キミッヒ22 (1)
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年2月8日
市場価格:8500万ユーロ(約102億円)
20/21リーグ戦成績:27試合4得点10アシスト

 守備的MF能力値ランキングの1位に輝いたのはヨシュア・キミッヒだ。2013年に当時3部所属だったRBライプツィヒへ加入し経験を積むと、そのわずか2年後に強豪バイエルン・ミュンヘンへ大きくステップアップ。そしてジョゼップ・グアルディオラ監督の薫陶を受け逞しく成長し、今やバイエルン、そしてドイツ代表においても不可欠な存在となった。

 そんなキミッヒの最大の特徴と言えば「IQ」の高さである。サイドバック、センターバック、ボランチと幅広いポジションをハイレベルに務められることはもちろん、戦況を読み取る力にも長けており、攻守において常に効果的かつ正確なプレーを披露することができる。世界屈指の戦術家であるペップが惚れたのも納得だろう。数値も「92」と飛び抜けたものになった。

 キック精度の高さもキミッヒの良さだ。サイドでプレーした際には高質なクロス、中央でプレーした際には正確無比な「パス」を駆使し攻撃のリズムを生み出す。また足元の「テクニック」も繊細で、身長176cmと特別大柄ではないものの「フィジカル」も非凡。スタミナもかなりのものがある。複数ポジションを務められるのは「IQ」の高さだけでなく、こうしたスキルもあるからに他ならない。

 キミッヒの能力を見てみると、すべての項目で「70」以上を記録していることがわかる。まだ26歳と若いが、すでに弱点のないほぼパーフェクトな選手と言えるだろう。カゼミーロやファビーニョら抑えての1位は、妥当な結果なのではないだろうか。


【了】

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