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世界最高のボランチは誰だ? サッカー選手守備的MF能力値ランキング1~5位。弱点ほぼなし!? 頂点に立ったのは…(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:カゼミーロ(ブラジル代表/レアル・マドリード)

カゼミーロ22 (1)
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年2月23日
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:34試合6得点4アシスト

 ブラジルの名門サンパウロでプロデビューし、2013年にレアル・マドリードへやって来た。当初は出番がなく、2014/15シーズンにはポルトへレンタル移籍したが、そこで活躍したことでスペインへ復帰。その後ジネディーヌ・ジダン監督の信頼をガッチリと掴み取り、中盤には欠かせない存在として前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などに貢献することになった。

 ブラジル代表でも確かな地位を築くカゼミーロの最大のストロングポイントは「フィジカル」。とにかく体が分厚く、大柄な選手と激しくぶつかっても簡単に負けることはまずない。また、単純にパワーがあるだけでなく、グッと相手の前に入るなど体の使い方が非常に上手い。だからこそ、より「フィジカル」の強さが際立っているのである。数値は「90」と圧倒的なものになった。

 もちろんカゼミーロの良さは「フィジカル」に頼った守備だけではない。危機察知能力が抜群に優れており、最終ライン前のスペース全域をパトロールできる点も強みだ。マドリーではルカ・モドリッチやトニ・クロースが空けた危険なスペースをカバーし、ピンチを未然に防ぐ仕事を高質にこなし続けている。パワフルさとクレバーさを兼ね備えたこの男だからこそ、できる役割と言えるだろう。

「空中戦」が強く、また破壊力のあるミドルシュートも持っているため、隙を見て前線に飛び出してきた際の迫力は十分。一方ロドリやファビーニョといった同ポジションの選手に比べるとビルドアップ時の貢献度は劣るが、もし今後このあたりが伸びるようなことがあれば、完全に穴のない選手になるだろう。

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