バルセロナはボロボロだった。らしくなかった45分間、ソシエダ撃破に払った大きな代償とは【分析コラム】

2022年04月22日(Fri)9時39分配信

シリーズ:分析コラム
text by 小澤祐作 photo Getty Images
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ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダ対バルセロナが現地時間21日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利した。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場に向け、ラ・リーガ屈指の実力を持つソシエダを撃破できたのは大きいが、勝ち点3獲得に払った代償が大きかったのも事実である。(文:小澤祐作)


前半と後半で大きく変わった内容

バルセロナ
【写真:Getty Images】

 公式戦2連敗中だったバルセロナにとってラ・リーガ屈指の実力を持つレアル・ソシエダとのゲームは、再び息を吹き返す意味でも重要なものだった。それは「出来る限り上位でシーズンを終え、良い感触を手にして、2、3試合前まで手にしていた歓喜を人々に呼び起こすことだ。そして、それは明日から始まらなければならない」という前日会見のシャビ・エルナンデス監督のコメントからも明らかだ。

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 ソシエダ、バルセロナ共にテンションの高い立ち上がりで、攻守は目まぐるしく入れ替わっていた。その中で先に主導権を握ったのはアウェイチーム。ソシエダのハイプレスをうまく回避し、敵陣深くに押し込んだ。

 すると11分、先制ゴールが生まれる。ソシエダ陣内深くでガビがセカンドボールを回収すると、ボックス内のフェラン・トーレスへフライパスを送る。F・トーレスはフリーだったがシュートを選択せず、ファーサイドにクロス。そして最後はピエール=エメリク・オーバメヤンが頭で押し込み、ゴールネットを揺らすことになった。

 幸先よくリードを奪ったバルセロナはその後、ソシエダにボールを保持されるも、コンパクトな守備陣形を維持し続け、決定的なチャンスを与えない。事実、ソシエダのファーストシュートは33分のことだった。

 ボールを奪えば、サイドをうまく使いながら攻め、効率よくシュートまで持ち込んだ。バルセロナの前半のスタッツはシュート数10本、被シュート数3本とおおむね満足いくものだったと言えるだろう。

 しかし、後半は試合の流れが一変。バルセロナのシュート数はわずか1本に留まり、反対にソシエダには5本のシュート、うち枠内シュート3本を放たれている。支配率もソシエダの57.1%に対し42.9%に終わるなど、バルセロナらしくなかった。

 では、なぜ前半と後半でこれほど変わってしまったのだろうか。

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