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ビッグクラブが狙う? 欧州移籍市場、注目の5人(SB編)。アーセナル、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドが注目する逸材とは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ボルナ・ソサ(クロアチア代表/シュツットガルト)

ボルナ・ソサ
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年1月21日
市場価値:2000万ユーロ(約24億円)
21/22リーグ戦成績:25試合1得点7アシスト

 母国クロアチアの強豪ディナモ・ザグレブでプロデビューを飾り、2018年にシュツットガルトへと渡った。ドイツでの最初の2年間は怪我に苦しみなかなか持ち味を発揮できなかったものの、在籍3年目となった2020/21シーズンに存在感を誇示。昨年9月にはクロアチア代表デビューも飾るなど、大きく評価を高めることになった。今季も左サイドで不動の存在として奮闘中で、その市場価値はシュツットガルト内で2位となる2000万ユーロ(約24億円)にまで膨れ上がっている。

 そんなボルナ・ソサの最大の持ち味はクロス。その精度の高さは、あのデイビッド・ベッカム級とも評されている。昨季はDFながらブンデスリーガだけで10アシスト、今季も同7アシストをマーク中と、いかに左サイドからチャンスを演出できるかわかるだろう。また、もう一つの特長は身長184cmと十分なサイズを誇りながら水準以上のスピードも兼ね備えている点。ドリブル突破の迫力は十分で、守備面では簡単にぶち抜かれることが少ない。現在24歳という年齢も魅力だ。

 やや怪我がちなのは難点だが、それでもビッグクラブからの視線は熱い。現在はバルセロナやチェルシー、トッテナム、そしてアーセナルなどが興味を示しているようだ。ドイツ紙『ビルト』によると、ソサ自身も移籍には前向きなようで、現在残留争いに苦しむシュツットガルトを今夏にも離れることを検討しているという。ステップアップを果たすのは、時間の問題と言えるかもしれない。

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