6位：カイ・ハフェルツ（ドイツ代表／チェルシー）
【写真：Getty Images】
生年月日：1999年6月11日
市場価格：7000万ユーロ（約84億円）
20/21リーグ戦成績：27試合4得点5アシスト
レバークーゼンの下部組織出身で、わずか17歳でブンデスリーガデビュー。そこから順調に成長し、気づけば「レバークーゼン史上最高傑作」と評されるようになった。2020年には8000万ユーロ（約96億円）とされる移籍金でチェルシーに加入。当初はなかなか本領発揮できず批判の的となることもあったが、現在はトーマス・トゥヘル監督の元でその実力を証明している。
現在22歳のカイ・ハフェルツは「IQ」に優れた選手だ。的確なポジショニングと効果的なランニングで味方にスペースを供給できるだけでなく、自ら使えそうなスペースを見つけタイミングよく飛び込んでいく能力も非常に高い。常にピッチ上で起きていることを理解しているからこそ、そうしたアクションをスムーズに起こすことができると言えるだろう。
身長189cm・体重82kgと大柄だが、プレーに重さはまったく感じない。柔らかい足元の「テクニック」と恵まれたサイズを活かしたボールキープ力はピカイチ。「ドリブル」で次々とDFを抜き去ることはあまり多くないが、正確な「パス」を使い味方と連係しながら崩していくプレーの質はハイレベルだ。また、同選手は「空中戦」でも確かな強さを示す。非常に多才と言えるだろう。
課題は「45」という数値になった「守備力」だろうか。意識は決して低くないが、インテンシティーという面ではまだまだ物足りなさを残す。しかし、ハフェルツはまだ22歳。今後も強度の高いプレミアリーグで経験を積んでいけば、自ずとそうした部分も伸びてくるはずだ。
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