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世界最高のトップ下は誰だ! サッカー選手攻撃的MF能力値ランキング16〜20位。復活したブラジルの至宝、プレミア適応に苦しむレフティも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:ハキム・ツィエク(モロッコ代表/チェルシー)

ツィエク
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年3月19日
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
20/21リーグ戦成績:23試合2得点3アシスト

 オランダ生まれのハキム・ツィエクはヘーレンフェーンでプロデビューを飾った。ドゥシャン・タディッチの後釜として14年夏にトゥエンテに加入すると瞬く間に主力に定着し、2015/16シーズンにはチームの6割以上の得点に直接関与するという驚異的なスタッツを残した。しかし、同シーズン限りでトゥエンテは運営上の不正から降格処分となり、ツィエクはアヤックスへと移籍。2018/19シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に進出するなど快進撃をみせ、20年夏にチェルシーに引き抜かれた。

 ツィエクは「魔法の左足」とも評される精度の高いキックが持ち味であり、一撃でゴールやアシストに直結するプレーが出来てしまう選手だ。オランダ時代は7シーズン連続で二桁アシストを記録するなど「パス」のクオリティが高く、その能力値は彼の中で最高値となる「87」を叩き出している。

 また、華麗なプレーで魅せる選手であり、「テクニック」や「ドリブル」といった能力も非常に高い選手である。一方でボールロストの多さは課題であり、守備での貢献度も低いことから調子が悪いときは全くと言って良いほど活躍することができない。

 また、180cm、65kgという体格を見ても明らかなように体の線がかなり細く、DFの守備がタイトなプレミアリーグには未だに適応できていない。フランク・ランパード前政権では序列が高かったが、トーマス・トゥヘル監督が就任以降は序列を落としており、「魔法の左足」が見られる機会は限定的となっている。

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